6.1インチの向こうも同じ地球ほし今日は今年最後の満月
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手に取った絵本の包装紙を選ぶ贈る当ても無いのだけれど
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好きなのに苦手なんだとつぶやいて 今日も饅頭誤魔化して食う
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切々としみじみの顔行き来して義母の葬儀を走り乗り切る
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最期には優しい風になった義母削除できずにいるらくらくフォン
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忘れない蝶を追うときキミがいて放てば花と風に消え去り
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家事労働に時給を払う 願わくば どうか嫁さんヘルパー来てくれぬかと
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悠久の仁義背負った神の子は紫峰聳える大地踏みしめ
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ネックレスチェーンほどけてみればあのイライラ一体何だったのと
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常磐色移り変わっていく君と世界のようだ春夏秋冬
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この脈みたいな木肌に触れていたら僕も黄色に染まるだろうか日の光を浴びて
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ゆれながら迎えてくれるか枯れすすき 蝕と贖との雲上の寺
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まだ春はよちよち歩いていた君も今日はてくてく落ち葉踏みしめ
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雲一つない空なんて似合わない泣いたり笑ったりする顔が好き
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視界焦げ掴んだ腕も燃え落ちて抱き合うだけで世界は滅びる
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入院の準備にむけた荷づくりも着手出来ずにあゝ無気力よ
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あいさつをかわすくらいの関係が 噂が元で本当になる
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絡まったネックレスチェーンほどけずに 激痛いた身体からだの謎解きの如く
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前かごにちょんもり座る老いたいぬ立てた両耳北風に揺れ
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餞別の花束部屋中さまよってようやく見つけた麦茶のポット
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どろどろとしてた心は凪となり人生ときのうつろい眺むうたかた
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金沢の冬は曇りて空低く頭を垂れて春を待つよう
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いつまでも情すら湧かぬこのひとの 野菜みたいな子を産むのか
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冬の陽に脚温めて昼寝するこれぞ至福のリラクゼーション
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猫のよう心地良かった湯たんぽも人肌と言う虚空の温度
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冬のの贈り物かな銀杏イチョウの葉 その黄金色きんいろ寂静じゃくじょうをみる
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靴下を履かず寝てみた翌朝の三歩あるいて凍てつき戻る
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三月みつき36℃で今朝3℃ 人ひとり分の体温消えて
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履歴など見られたくない物もありサファリ消去を検索している
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30パーオフのクーポン ドミノ・ピザ たまにはいいか自分に誕プレ
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