君は多分みかんの木から生まれたるアゲハ蝶来てふるさと思ふ
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標識の 短い影が 雄弁に 足元に見る 初夏の兆し
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水音の透ける煌めき細やかな窓辺の鳥の歌うさえずり
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あの方に何を言っても無駄だろう世界は今後どうなるのやら
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数々の記憶辿りて生家の跡 外塀だけがポツンと残りぬ
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選択肢 二つ以上 在ったのに 何故に選んだ 堕落の道を
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街路樹は 薄日を受けて ただそこに 綿毛になりし たんぽぽの花
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今にしぃ 偏屈義父じいが ふと漏らす かあちゃんだけには 到底敵わん
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誰だって己の翼に乗れる丘 崖から飛び立て風は吹いてる
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しんどいな。生きる理由も無いのにさ。「前を向け」とか言われることが。
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連休の何処何処どこどこ行きます報道もスーパ行けば変わらぬ人影
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かんもうき換毛期 ひとなでごとに 毛が舞って ねこの毛あつめて ボール作れそう
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空低く 雲垂れ込めて 「春」か「夏」どっちつかずの曖昧な朝
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思い出す ロボットといえば 宇宙家族 フライデイの 可愛さよみがえる / 中国のロボット見て
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絵の中に 秘めたる想い探ろうと ひとり美術館 静寂の時間とき
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夜明け前 吾と一緒に呼吸する 君の重みでふと目を覚まし
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そう今は身体の心配ない時期で消えない永遠を願うのが楽だ
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すくむ足背中を前に押したのは健気につよく咲いた一輪
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夕立に春を分かちし交差点 信号のあか濃ゆく滲みて
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息子から夾竹桃が毒樹だと 教えられたる古希を過ぎし日に
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別れ際に彼はどうかと尋ねれば 施設にいると寂しき報せ
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クラス会最初は誰と分からずに 二言三言交わせば分かる
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宙返り急旋回に急降下競技飛行アクロバットな鳥たちの空
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ボヤけてる  姿見覗かば  朝の陽の 寝惚けた顔が  引き締め整う
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苦役へと赴く最中探すのは 路傍の犬や猫と花々
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苗代に雪消の水を流し入れて高嶺に遅き春はぬらし
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モノ好きが売る気ゴリラのシロップ煮顔ガマになる報いありけり(百人一首・百)
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人の推す地物うな飯味キムチ喜ぶ鵺に物申す気は?(百人一首・九十九)
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ワニも(よ)くアマゾン川の幽霊の味噌煮にナスの(しる)沁みている(百人一首・九十八)
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ナルシストマクドの裏で五位鷺にやすやすナスを身ごもられ鬱(百人一首・九十七)
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