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赤い花咲く頃そっと手を合わす心はあなたにありますからと
18
春忘れ芽吹きを忘れしおれゆく市井の一票どこかに消えた
20
ユリの木は枯れ花つけて空に立つ春を忘れずかすかな芽吹き
26
夜は影がなくなると思ったら 夜っておっきい影でした
6
シャッター。ぼやけた月やくたびれた街の美しさとか仕方なさ。
7
在りし日の夫の口癖「まっいいかぁ」 わたしが受け継ぎきょうも前向く
21
いまはまだ「他国や財務省のせい」 やがて言い出す「国民のせい」
9
考えの角度を少し動かすと
「×」
(
バツ
)
も
「+」
(
プラス
)
になりうるからさ
13
ウソついたヤツだけ悪いとも言えぬ ギャンブル詐欺と選挙公約
7
これならば俺でもできる政治かな 他責思考とウソと恫喝
8
お互いの
幸福
(
しあわせ
)
想い過ごす日々 平穏であれ健やかであれ
34
世界一周夢見てたけど エリア狭まり 今は満喫プチ電車旅
12
「友達と遊べるのって最高だね」 公園の子よ どうかそのまま
11
雨粒が車のルーフを敲つ音は 冬の終わりを告げる調べに
26
抽斗
(
ひきだし
)
を整理整頓
混沌
(
こんとん
)
す思考と共に 心整ふ
28
兄弟子の悲壮な顔を見たくなく 討論の場を宰相は避け
12
兄弟子にとどめを刺した宰相は 薔薇付けるにも笑みは浮かべず
13
人並みに悩みはしますただ持続しないんですよそれが悩みで
23
言の葉で 人を傷つけ 傷ついて… そんな私を 変えた「遍歴」
7
「子供っぽい」思われたくないでも相応に 可愛い服も着てみたい
8
手が届くきらめくものにそんな夢 覚めたら天井と散らかった部屋
12
残雪の遠くかすむは夢の中 球宴いまかと ふとテレビを見る
4
秋は熊冬雪下ろし夏熱暑春なんだっけ防災無線
20
冬と春繰り返し来るこの冬はまた雪解けてもう冬要らぬ
20
生活の生産者たれ我が子らよ 一筆足すなら創作者でもあれ
8
クリスマス以来の雨に傘さして明日は通院買い出ししとかな
22
詠んでいく自信はあなたに譲ります 悔やむことなき空蝉の泡
14
君と僕詠みきれぬまま返却日『あなたとわたしの短歌教室』
13
如月の雨のそぼ降る 休日よ 友は映画に 我はおこもり
25
コロコロと枝先につく蕾こそ不意に私の目を奪いけり
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