笑顔だぜ嘘っぱちでも笑顔だぜ笑って逝けば閻魔も笑う
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高齢の妻より体力あるだろうなのに旦那は手ぶらで歩く
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ばっさりと落葉なした桜木の枝から枝へ遊ぶエゾリス
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今日食べた天丼の具に南瓜ありハロウィンまでは思い及ばず
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ここへ来て「熊」「高」の文字 急浮上 「米」は無理かな? 今年の漢字
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お惣菜 かぼちゃサラダで ハロウィンの 前日乾杯 りんごのシードル
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いつもなら就寝前の養命酒 「病後だから♥」と食事毎飲む
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足元に追い絡まりし紙の骨 キチンと縛られ部屋を残して
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タイマーを忘るも怪我の功名に 期限間近のパックご飯食む
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君の肌 別れが如く触れられず 息白き中衣纏ふ故
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陽に映ゆる桜の紅と銀杏イチョウの黄 いとあでやかに秋の共演
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『この人はもう戻らない。』花束が机の上で主張している
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いつまでも君に会えない淋しさは僕と会わない君にわかるの
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携帯に雨の予報の通知来て秋雨ならばと諦めて寝る
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長き影 田舎の畑 独り立つ 赤き 御頭おつむ の 吾亦紅われもこう 揺れ
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身を切れば 紅き血潮の 湧き出でむ 恋する記憶 失せにし今も
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「夜」の音 かすかに聞こゆ ゴーゴーと 眼裏まなうらに飛ぶ ちぃさき 星屑
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花が落ち 土の中で実が生まれるように 潜んでいたいの旬がくるまで
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缶コーヒー飲み干して 仰ぎぬ天は さやかなるそら 枝葉しよう揺蕩たゆた
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進めない引き返せない狭き道自分駄目だと知りゆくばかり
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開発で 街は変われど ひっそりと 都会に佇む 短歌会館
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中天に上弦の月 寒い夜 半欠けの身であなたを想う
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鍵すれる右ポケットの穴を見て妻に代わりてかがり縫いせし / 久しぶりの裁縫💦
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utakataに集う人らの金木犀 次々に咲き香りのつづく
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初露はつつゆで跳ねる羽音とさえずりが寝起きの街に朝を教える
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植物の死骸踏みつけ獣道 無邪気に歩む子の後につく
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鮮やかな キャベツ育った 畑より 夕陽の赤に 電車照らされ
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都会での 静かなカフェで 昼下がり 貴女と話し もう夕方で
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氷よりヒヤリとしそう飲んだなら朝の淵からこぼれた月を
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ハロウィンの夜は雨降りと予報あり吾には全く関係なき事
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