ぽんでぎ
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2026年5月、「しばいぬの素」から、他ジャンルでも使用しているハンドルネームに改めました。
2023年から短歌に興味を持ち、独学で詠んでおります。
まだまだ初心者ですが、よろしくお願いします。

草原で幼い僕を怖がらす親指ほどの負飛蝗おんぶばった
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根を伸ばす神棚前のさかきの木わたしの運が一緒に伸びる
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シェアしたい朝日の色を写メに撮りいまは日暮れのチリのあいつへ
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目の死んだ大統領の巨大写真 万博で知る独裁国家
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節つけて歌えばきみも関西人 関西電気保安協会♪
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旅に出るまだ見ぬ吾を探すためアバターに触れる指の向こうに
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思春期の頃思い出し図書館で手に取ってみる立原道造
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今日もまた生きていきたい「おはよう」とVtuberにコメントする
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会議室へ「失礼します」と大声を残して入る学生ひとり
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朝のもとが水平線の一点に吸い込まれて朝日となりぬ
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部屋で一人アレで満ち始めた夜カッターの襟にウタマロつける
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空白み海の水面に幾千の朝のもとが生まれている
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駅を出て暗い港にたどり着くカメラのモニターちいさく灯る
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乗り込んだ始発の客は眠りこけ終わりと始まりが交錯する
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一日の終わりに聴いてたましいを直す『恋のメキシカンロック』
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銅像がかすかな光を受けていき夜が次第に仕舞われていく
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暑い中くしゃみが止まらず気がつけば処暑のさなか秋の入り口
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夜明け前 日の境目を知りたくて始発に乗りこむカメラを提げて
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