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筍の皮は纏えど背高くて 煮ても焼いても食えなく育ち
17
看護師といいのが出たね出ましたね今でこそする出ものの評価/介護
20
近づくと思へばひとつ離さるる さわらぬ神か 浮世の泡よ
15
低きより高きを見下ろす水面かな 艶やかなるもためらいの舟
12
吹きゆくはほのかな影のゆらめいてうつろう雲に浮かぶ霧色
11
冬終わりもう忌避感もなくなれば母に聴かせる秋冬の
童謡
(
うた
)
18
一生をかけても
訪
(
と
)
える地はわずか嘆きつつ見るストリートビュー
27
黄砂去り涼しき北鎮桜舞う ひとり歩けし笑顔多き午後
8
ウエスタン ハットにスマホ 杖曳の 見知らぬ人へ 誇り風舞う
17
高原はなお裸木のまさる頃 牧場に幽か
早緑
(
さみどり
)
萌ゆる
20
底辺に高さを掛けて2で割れば三角形の面積になる
9
たらればに縋る毎日もう二度と 分岐できない過去にサヨナラ
8
保身すら真面目と取られて息苦しい クズです私は、クズなんです、ただ
4
サワガニが横に進んだ道なりを 前に進んで追いかけて行く
20
線路沿い蠢く人と風景に風が吹き行く夏が始まる
9
妻焼却証拠なければ逮捕せぬ 折り込み済みなら怖いこの
事件
(
やま
)
10
新しき 「人気の歌」は 付き合いの 「いいね(♥)」除きし 進化形とや /「人気の歌」掲載基準
17
小夜更けて 局(つぼね)訪ひ来し 亀虫の 後朝(きぬぎぬ)のごとく 去りし朝かな /亀虫の妻問婚
8
とき過ぎて 傷みて萎む 山吹の 散らぬ哀れを 見て帰りけり /松尾大社
15
著莪の花に 八重山吹の 花零れ 松尾大社の 春暮れんとす /松尾大社
12
祝日か振替なのか何の日かわからぬままのシフト出勤
14
ハンカチを 落としたキミに 声をかけ 振り向くキミは 俺も落とした
3
甘え上手 セカンドハウスの我が家で 尾を振る君の キュートな瞳
12
自分とは思えぬ鏡に映る顔 昨日のお菓子で塩分過多だ
5
休日の初日の車両は混雑 だっこをせがむ
幼児
(
おさなご
)
の声
24
思い出す過去の呼び声 生活を整えようね 呪いに近いな
6
疱疹は「休みなさい」のサインかも昭和の空を思い出す朝
37
あなたの名 舌で溶かしてくちびるにのせてわたしもマシュマロになる
9
クッションとご飯と愛をあげるからここに居てよねなるべく長く
12
もういない人の好みの味付けで 私のために作る肉じゃが
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