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君と僕詠みきれぬまま返却日『あなたとわたしの短歌教室』
13
如月の雨のそぼ降る 休日よ 友は映画に 我はおこもり
25
コロコロと枝先につく蕾こそ不意に私の目を奪いけり
11
おかあちゃん かくにんしたら またねるよ ちま猫ちゃんは おかあちゃん・らぶ
23
甘えたり突き放したりわざとじゃない私は距離が測れないの
10
濡れるの嫌 毛嫌いせずに 受け止めよう 恵みの雨を 落ち着く空を
10
正体を隠す仮面を並べては 鉄、ガラス、虎、それとも猫か
13
死神も神と数えて私たち、ずいぶん長いお祈りだった
6
日和よしやってみなはれ背にかかるやさしいはずの春の雨
11
パンクした自転車ひいて夕焼けの家路はとおく擦りむいたひざ
18
枯渇の木々 雨の雫染みわたり 眠りし冬芽 春へといざなう
10
血圧とレギュラー価格がだんだんと近づいてをりまだ夜明け前
17
C
M
がないから見てる
N
H
K
やたら番組宣伝多し
13
言語化はできないけれど諦めず突っ走る古希まだ若いから
23
検診の 結果出た日の 晩御飯 急遽変更 健康メニューへ
15
桜の木ほんのり樹皮があかいのは雨のせいかな春のせいかな
29
雨もやにあずけて行こう
綻
(
ほころ
)
びを癒していくさ僕の呪文で
19
まじまじと 俺の顔見て キミが言う まつ毛が長い 事実確認?
4
ねぇ君 朝からそんなに 走りまわらず ストーブのまえ まったりしようよ (愛猫へ)
11
もう少しもう少しだと言ってみる桜のそばで君と話そう
8
予備校の壁に掛かった絵みたいにごくありふれた暇な一日
10
初に受く床上洗髪囲む
娘
(
こ
)
の 明るき声に 緩む冬の陽 (在宅療養より)
25
春の旬何だったっけとググる日にスーパー棚には輸入魚並ぶ
12
花屋にも春の色合い並ぶ時期少しお洒落をして出かけよう
9
パソコンのマウスを置いて立ち上がるコーヒーサーバーまでが遠くて
6
聞こえ来る カーペンターズ ラジオ深夜 ひょっこり春 連れてきた
10
マス層を ゲンナリさせる 値段とて 笑うしかない 苺に罪なし
7
雨催
(
あまもよ
)
ひ 冬の星座の無き
闇夜
(
あんや
)
床
(
とこ
)
に就き
明日
(
あす
)
の雨を待ちぬ
29
「体験と経験の差は観察よ」ナイチンゲールの実地の叡智
13
眠りさめ 桜並木のやっぱりは雨降る朝を知っていたよう
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