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コーヒーの湯気に隠れて言えたこと 冷めた頃にはもう言えなくて
7
ねてるとき おみみピコピコ うごくのよ ねこもゆめをみる どんなゆめかな
21
キノタケの 長き内乱の果て 漁夫利狙うは ブルボン朝 ルマンド
3
家中に 君が隠した 贈り物 毛という分身 君去り三年
13
ゆで豚のおかずサラダを大皿に添えるお茶漬け小どんぶりお初/夏季限定
13
毒のある花数多あり我が庭もスズラン 水仙 彼岸花
21
復興のシンボルとなる花なれど毒あるゆえと言う人のあり
21
公園の夾竹桃の伐採が議題にのぼる町内会議
22
懐かしい町はマッチの中にまだあるはずなのに火がつかない
6
ありふれたこの感情を新しい名で呼びたくて また詠んでいる
8
胸に萌ゆ御霊を磨き解き放ついつかの空へ歩む道の辺
18
片道の旅路に無垢な花を抱き満ちた胸辺で向かう終点
14
夜の風に室温下がりスコッチに笑む君照らし胸は温みぬ
13
運勢は孤独の星と悟れども楽しむ他に道の無き我
16
直下して雛に獲物を捕る鷲は風の孤独を良く知っている
15
直ぐ水を吸う葉が張って緑冴えゼラニウムから力授かり
11
ぬか漬けでビタミンBが六倍の胡瓜を食みてチャリにまた乗る
17
芯寄りに二人はみ出て前からの車が過ぎて抜く狭き道
9
作り方戸惑う老いにコーヒーを二個淹れ渡し笑うファミレス
11
休日の雨 トタン叩き 外見れば 閑古鳥鳴き 懐中へ入るかな
3
買物のカゴが高々積み上がり媼へ渡す店の入り口
13
独り暮らし 母を手伝う はずなのに 母に癒され われ帰宅する
17
我絡む 猫にウザ絡む 尻尾ペシペシ これは・・・ 善きなり
5
帰宅中 会社員が「疲れた」 ポツリ言う 顔ほころぶわれ
7
エアコンをつけるほどには暑くなく 扇風機はなお働き盛り
14
採れ過ぎたきゅうりのレシピ探す夕 これというもの探して疲れ
6
俤
(
おもかげ
)
を残し
幼児
(
おさなご
)
より好青年に 十数年越しの従弟
16
白髪
(
はくはつ
)
の増へど 笑顔も
俤
(
おもかげ
)
も声も変はらぬ 懐かしき叔父
21
蝉時雨 窓開け 涼む夕暮れに 「ただし蚊、テメーはダメだ」
5
あたしよりそんなに若い
娘
(
こ
)
がいいの鏡に向かい濃い紅をぬる
6
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