ななし時貞 太政大臣
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よろしゅう頼むでおじゃる。
まろの名は ななしの時貞 となりけり。
官位は太政でおじゃる。

うちよする 笠をも被りて 旅するが 日光照らして 猿騒がしき
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つゆじもの 玉緒の命と はかなげと 消えゆく灯火 かげろうか
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くさまくら 旅行くつねは 心なり ひしゃくも片手に 伊勢にとゆかん
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あまとぶや 青空ゐぬいて たかはずれ 雲を狙いし 終わりつねらむ
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みづどりの 落書がはいりし 鴨川に 三船も来たるや 人は恋しき
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秋風に すすきが茂り 玉鉾たまぼこの 道に行き人 影をみるかな
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いはばしる 水面に移りし 我がすがた 飛沫が問うて いまふくかぞと
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八雲さす 神をもまして 出でつつも 霧にまみえる 秋は恋しき
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神風に 銀杏降らす にしき織 人にもこいにも 水面をてらす
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石の上いそのかみ 神をもしるに 七支刀しちしとう 古き都に 伝えしものを
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あをによし かすがに向かひて 春の日に 桜も散るころ 湊となるかな
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はかなきに 露の命に 消えてばや 人の思ひに 恋しきことよ
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中秋に 右近衛えらびし くりからか 銀杏えらびて かまくらになす
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いにしえに 朱雀が通りし この都 左右に別れて のこる一条
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なれやしる ひのもと野辺に たそがれて 上がるも知らず 落つる国には
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大君の 神にしせば ゆめしまに とつ国呼びて 万博となす
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ぶんぶにどう 鸚鵡オウム返しが 鳴き返す 白河の池こそ 汚きものとぞ
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うばたまの おぼろ月夜と あけつつも 霜も降りぞと すがたも見えぬ
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日曜日 最後のじゃんけん 始まると もうすぐ始まる 月曜日
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かけそくに 道に立ち込む きりどもよ 月明かりこそ 道しるべ
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果物屋 陳列目立つ レモンエロウ 匂ひを嗅げば カリフォルニア
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切れ欠けに 虫が集まる 街路灯 行く道来た道 照らし続ける
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長月に 道がうるほひ 雨しぐれ あじにさひなし 恋しかな
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センターと 共テ比べて お門違い 口を揃って 簡単だった
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明後日は 期末考査の 開催で かくなる上は 一夜で漬けるか
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妹が 一所懸命いっしょけんめい テス勉を 明日がテストで 一夜で仕込む
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降車駅 うっかり寝過ごし ここはどこ 周りに見えるの 山と川
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長月に しおたるものを 伝えれず 聞いてくれるもの このつきよ
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君はいさ 袖にも垂らさず わが衣 今宵見えはる 月夜のみ
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仮初かりそめに ききゅうを求めて ついばむと 儚く消えさす 他の思ひ
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