Utakata
登録
Login
サイトのご案内
emisama
フォロー
0
フォロワー
3
投稿数
20
どのような反応をいただけるかの参考に
投稿させていただきます
夏が過ぎ喧騒消えた砂浜に君を探して気比の松原
7
肌寒くなりましたねと交わす仲通勤電車名も知らぬ人
14
図書館で君を見かけて三ヶ月偶然出会う準備完了
14
君の声聞きたくなるとカボチャ炊く褒められた事思い出すから
11
背伸びして日常飾るその先でホントの自分行方知れずに
8
藍染めの浴衣についたシミひとつシボに隠して夏に別れを
12
力尽き立ち止まっても声援を送れるような世の中であれ
13
君と見た去年の月が今更に画面の中で輝き増して
13
酔い醒めて君の呼吸を感じてる明日の事などどうでもよくて
7
簡単に名のつく者になりたがる君はそのまま君という人
9
君が言う死んでるように生きている何も言えずにエクレア分ける
10
つらつらと君の言葉を思い出し眠れぬ夜に皮肉と気づく
14
曲がり角そっちじゃないと云う方へ行ってばかりでこうなりました
14
君の嘘見抜く才能身について喜ぶ返事いつでも言える
16
﹁別れたい﹂口つく言葉見透かされ伸ばす指先また絡ませる
16
レジ前で小銭いっぱい差し出す子わずかに足りず買えぬ弁当
16
瀬戸内の君のレモンを瓶に詰め氷砂糖と共にとけたい
11
石ころの中にも稀にキツネ石磨けよ磨け玉なれずとも
12
軒先の南部風鈴風うけて打ち水すずし君待つ夕べ
14
あずき炊き耳はラジオに浴衣縫い戦火知る祖母反戦を説く
10