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勤務中窓外に見るレアな野鳥メガネとマスクで興奮隠し
33
いいことは ケシ粒のよう 悪いこと 大蛇のように 纏わりついて
7
大病院 小児科に行く 少年は 知り合いだった お互い秘密
4
平日の 眼科診療 行って見な 老人ばかり 亡霊のよう
5
シベリアもコロネもふたつ幸せは銀のトングで掴み取るもの
10
現実を 受け入れるより 酒を飲み 夢に焦がれて 一生終える
4
人間は 喉元過ぎて 忘れ去り 痛い目に遭い 学ぶことなし
4
もしかして 科学技術が 万能で 死をも克服 できると思う
4
仏頭に
小
(
ち
)
さき傷あり
境内
(
けいだい
)
の庭の日陰に
斑雪
(
はだれ
)
残れり
23
キリストは 医者が匙投げ 絶望の 淵に彷徨う 人を癒した
4
唐揚げを頬張りながら来し方を悲愴な顔で思い詰めてる
9
死ぬもんか 失明なんか するもんか 医者がキリスト 神様のよう
3
この両目 30年も メス入れて もたせてきたど 先生達が
4
眼圧が 20を超えて 赤信号 レーザーあてる 予定確定
5
雪積もり 用もないのにコンビニへ 別にはしゃいでる訳じゃないけど
7
あんなにも高いとこから飛び降りて 良い子は真似をしないでスノボ
18
世の外にありとあらゆる辱め甘んじて受け立ち続けてる
9
目のやり場困ってしまふフィギュアかな 何もあんなに露出せんでも
15
吐く息の白きの見えず夕暮れにゆるやかに春迎えにいくや
18
リベラルな教育受けた若者も いま歳老ひて題目唱ふ
17
プラレール夢中でつなぐ横顔に幼き頃の吾子を重ねて
21
新雪は朝陽を浴びてきらきらの絹のようだな木目細か肌
25
読みやすさは正義とおもう言葉派とか人生派とか超えて俵万智
14
華やぎもきらめきもなく歳重ね観照のみを道連れにゆく
12
図書券の礼を言いつつ現金がよかったなってこどもごころに
32
辛酸を 舐めて麻痺した この舌に 効くものはなし 私は無敵
22
手をつなぎ君と並んだ初詣甘酒よりも甘いひととき
8
宇宙の果て 何十光年先に君 触れる頃には弾けて消える
4
Tell a lie運命の人は僕じゃないうつむく背中に忘れる魔法
4
一年の辛苦に耐えし老い梅の蕾つけしがヒヨドリの
餌
(
え
)
に
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