Utakata
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カギザキ + 7
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十数年ぶりの短歌復帰です。
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遠く聞く太鼓の音に窓を開け「どの辺だろう?」と聞く人がいて
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陽を避けて二人隠れる薄明かり 淡い花の香 現の夢か
7
閉めきった窓 雨叩きつける音 轟雷の空 狂乱の風
9
汗ばんだ肌と野球の結果だけ 気になっており今日熱帯夜
7
風に乗り雑用だけで埋まってる ポストイットは飛んで行かんか
7
濡れた空ふと思い出す君と見た 花の香りし桃の夕焼け
10
ある人の逝去を受けて父が言う これでまたひとつ昭和が消えたと
10
数瞬の明日の約束それなのに離れてまたすぐ逢いたくなるの
5
微笑んで平気な顔して悪さして それでも二人なんとか幸せ
10
誰にでも忘れ去られぬ過去があり 空気が割れる音聞いた夜
7
春物のシャツから出てきた
5
0
0
円 得したわけでは無いのだけれど
13
誰
(
た
)
の背にも粘り付きたる悔いがあり それでも顔上げ歩く強さよ
15
あの夜に彼を選んでたらなんて いえない言葉 喉元の奥
10
エクレアがあるよと誘惑 午前二時レーゾーコという四角い怪物
15
君に吐くきっと最後の嘘になる「君がいなくても私は平気」
12
寒さよりおしゃれが大事な
年齢
(
とし
)
もあろう だけど見ているこっちが震える
15
木漏れ日にマフラーたゆたう恋女 独りの風は目に染みるもの
14
安っぽい椅子に一人で座ってる 青いソファーは広すぎるから
8
人は会い愛され別れて淋しさの本当の意味を知ると分かった
11
よちよちと歩いてた時は合わせてた 歩調を今では息子が合わせ
11
階段を降りる時には左手を 添える手すりにいつからだろう
13
右側は歩く人用 暗黙に決められているエスカレーター
5
いつのまに恋に高鳴る胸を知る 青き時代の死なない少女
8
僕たちが夜を一緒に越えたのは 寂しさを埋める為だけじゃない
10
触れられた指の細さに驚きて 腕引っ込めし十四の夏
14
涙など見せない貴女のぼくで居たい だからこの手は離せないんだ
5
末妹がコップを割ったと言う次男 そんなに怒るな所詮
100
円
8
10
月の
5
日に貴女と逢う僕は地下鉄に乗る自分を想う
8
君を抱き時が止まればそう願う それは叶わぬ朝日を睨む
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寝坊した? まだ濡れた髪シャンプーの香りと見慣れぬスポーツシューズと
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