移り行く 人生舞台 終盤に 差し掛かりたり 望みも消えて
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つれあいと会話の届く距離にいて 時々離れる何億光年
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生物の 一生なんて 儚さに 覆われ尽くす 無常の世界
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枯葉散り 坂道覆う そのほかに 役にも立たず 足に踏まれん
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老いぼれて 馬鹿にされても 責められて 謝るほかに することもなし
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寂しさは山から落ちて布団へと   今夜は抱いて眠るとしよう
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市の講座 ヨガにピラティス太極拳 どれも続かず一人の散歩
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弾劾巡る駆け引きカギを握るのは英明じゃないボツはギネスだ
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アガペーを説いて創りし被団協ノーベル賞も師の目曇れり \ 故森滝市郎先生
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朝日射す 霜晴れの朝 冬庭に 赤き椿が 白くかぶりをり 
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雪掻終へ啜る番茶の湯気とほし見る暦には「大雪たいせつ」の候と
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乙丸よ グッジョブグッジョブ 生き延びて あるじを無事に連れ帰りたり>光る君。「おかたさまと帰りたぁい!」がよかった(笑)
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藤式部まひろちゃん 最期にそばにいられるのか? 少女漫画大河の集大成>光る君・のこり一話
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ねこフミフミ ねどこをいいかんじにするよ こねこのころを おもいだしたり
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四百円 持ってたはずと ポケットさぐり 母のお土産 いちご大福
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植物に何が大事と尋ねれば花ではなくて種であるらし
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テレビ見てあの食材を捜したら見事なまでに全部売り切れ
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そこ冷えにおもはずかぶる羽毛ふとん夢へとおちてはばたけ鳥よ
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北の国は、吹雪、アイスバーンあり、さすがにしばれてる。
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孫はどんどんでかくなり、じいじの顔でにやり、可愛いいなぁ、我が家のアイドル❣️
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寒い朝通勤はないが、起きてしまう呪縛で、二度寝する
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三つ巴制し神戸の笑みに似た歌壇賞ならあった気がする
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身も凍るくらい厳しいおんもだからね わたしの温度に帰っておいで
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ご両親の次にいちばんあなたのことを愛するわたしがいると知ってよ
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ひとびとにもらって返しきれないものを短歌にそっと編んでは放す
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頓服を飲んでオレンジカモミール 疲れてるはず何故 中途覚醒めがさめる
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虹を見た 綺麗な七色なないろ くっきりと 大きなみごとな虹であったよ(何年ぶりかなぁ)
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湧き上がる不安がついに飽和して濃霧の中に力付きている
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意味もなく起きている二時寝れなくて 空を眺めても月は見えない
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太陽に忘れられてる月の裏 冷え性な私の足の裏
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