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頭
(
こうべ
)
垂れスマホを覗く駅構内稲穂がたわわに実っているわ
10
送信のボタンを押す指震えている 寒さだけではないのを自覚
12
後ろ手に隠したナイフと本音は時限式ですせいぜい逃げて
4
「大変」と口では文句言いながら袖に降る雪払わず見てる
7
数学の負の数どうしのかけ算のように二人は正になる
5
逝きし人より託されし 会計のくすみ色したページをめくる
13
晩冬の気だるき宵は徒然にソファ撫でるよなレットイットビー
14
おめでたの裏にて視える 友達の命の神秘 見たくないとこ
9
雪の下 たんと蕾を芽吹かせて 春を待つかなレンギョウの花
40
彼の子と思って大事にしてたのに鑑定したら夫の子だった
10
立ち退きに金積まれても応じないわけを知ってる床下の骨
9
リウマチ科 整形外科に精神科 眼科歯科外科… 通院疲れ
25
衰えて 鍛え直すと 誓っては 決意ブレぬは 筋肉癒えぬ間
7
驚くなこれが民意だ身を任せ坂を転がる石になれよと
18
何故その人がいい?何故その党がいい?私を殺すその人がいい?
6
除雪車が 運んできたね 冬の朝 眠いからだを 米で研ぎだす
29
雪解けの ショップの屋根から 滴る水滴 両手で受け止め 彼女守る彼(御殿場アウトレットにて )
7
潔く落ちゆく椿眺めては生き急ぐわけ尋ねたくなり
10
黙々と 歩く姿は 徘徊か エキササイズか ほくそ微笑む我
14
瓶の蓋開けられないと知った日の妻が見る目の光線の縒れ
14
東京は雪が拭った空の青彩度がひとつ上がったらしい
20
進まない会議に見やる窓の外 雪は元気に吹き上がってる
28
それぞれの心の内に点す火が 辺りを照らす明るい方へ
7
雪国の春
雪原
(
せつげん
)
の凍み渡り これに勝る愉しみは無し/異論は認める
17
彼岸より戻りし切り身に繁栄を 鮪に成りて 男は望む/映画『デッド寿司』
5
展示室気分で見下ろしたホーム車両の群れが春を連れ去る
6
サクサクと歩いています まじ想うのは これからのわが国の行方
8
「ゲルニカを世界の国旗に刻みましょう」人の心を刻まぬように
19
虐げる人の醜きプログラム直せぬ無能われは凡人
14
磁気嵐 吹いて悪意を帯びたもの全てビビビッと壊してしまえ
14
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