雨音に慰められた夜もある伊達を気取って濡れて歩こう
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ゆふぐれに黒を一滴さしたあと不機嫌な雲しっぽをのばす
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雨の日は 映画鑑賞 定番とす 晴耕雨読せいこううどくを 楽しみにけり
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真っ二つ割れたお気にのマグカップ僕の身代わり傷を引き受け
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俺はまだ本気を出してないだけだそう呟いて鼻くそほじくる
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干し物を取り込みぬ午後 ベランダを舞ふ蝶に癒さるる 薫風
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紫陽花よ母の愛せしつぼみたちのぞく紫あさひを待てり
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娘より「和顔愛語」と諭されて寂しき顔のピエロの笑い
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妹の「びっくりしたけど大丈夫!」LINEに安堵す 早朝の揺れ /十勝
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ショボ雨が 家出るや否や サザ雨に もうワイパーも 追いつかないほど
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雨粒が 藤の魅力を 引き立てて 疲れた我に 癒しを与え
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何故だろう ふと寂しさが 込み上げる 眠れぬ夜に 貴女を想い
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ニュースにもならなくなりし戦争の弔ひあまた続く今日かな
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ポロポロと四月の雨の落ちる朝母送り出すデイサービスの日
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薫風の八東川はっとうがわを鯉渡し水の匂ひに聴く夏便り
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星月夜扉はずっと閉じたままギンヤンマしか棲んでないのに/折句・ホトトギス
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言葉にて 画像を描く ラジオなら 震災報道 頼りにするぜ
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リプ欄の 言い争いを 見て思う ここでの勝ちに 価値はないのに…
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朝まだき 夢の途中に 雨音が あの夜と今日を 掻き混ぜていく
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蝶の舞う 春うららかに つむじ風 明日の行方は 誰ぞ知るらむ
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指先で籠めたる微熱 数センチ先の未来へ幾千里駆く
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点々と 続く足跡追いかけて  愛しき愛猫きみは陽だまりの中 
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まなじりが下がり優しさ増す表情かほの 老いか愛かは問ふまでもなく
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歳を取る速度は ぼくら違うけど ずっと一緒にいるよ、約束
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看板の三十詩基準が変わった?月曜日ビックリ新鮮新芽の春ね
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重いまま沈んでゆけば潜水艦 泡に装甲深海探検
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温暖化 舗装道路が 招きたる 「 草花 昆虫 外来種」 (※)人間に起因す
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本棚も椅子もベッドも溶けていく 夜に溶けない私は一人
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いつの間に 去って行く人  影もなく 「引きこもり」なる 第一世代 (※)大人しい人が退学していきました
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木々芽吹く あふれる“生”に耐えかねて 鼻をつまんで 街を歩きぬ
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