エアコンの下ひところに集まればより一層の家族なる冬
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コストコのピザ切り分けて冷凍す酸いも甘いも結婚十年
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年末に思い返せば畳まずに乗り切ったかも万年のとこ/布団
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言語化のできないところ伝われと願って投げる 祈って笑う
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野球子の夢を育む母たちは落ち葉を寄せて想いを焚きぬ
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青々と 苅田に伸びたひつじ穂も 一夜の霜で白髭となり 
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縄文の人も食いけむ栃餅や土器のまわりに笑みのあふれり
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雨やみて半日静寂その後に連れて来るかや本物の冬
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雨粒が ドラムのように 葉を打って 激しいリズム 体も反応
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疲労感 改善効果 謳ってる レスカ一口 酸っぱさ倍だ
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年末の 慌ただしさに プレゼント 夢で貴女の 笑顔が見れた日
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水森かおりとの二人旅する暇は部屋にあの娘の匂いもうなく
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願うのは 当直の君 起こされることなく 眠れてる ぐっすり休んで
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目覚めたら どんな時間も スマホチェックみる 君の気持ちが 届いてないか
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真夜中の 目覚めとともに お腹鳴る 追いゆく身体 悪あがきなり/コーンポタージュ美味し
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真夜中のチュッのラインはもう来ないのか既読待つだけのノンアル
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砂山の頂上に立つその人の足は将来どうなるだろうか
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不幸なら私に置いて行きなさいリメイクリボーンさせて送るね
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幸せを見れば我が身を呪う身が続いておくれと思える悟り
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懐妊を知れば一日二箱のえんを断ったは妻より子のため
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鍵壊れ必死で窓を抑えてる瞼がかん!金縛りやわ
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初恋をまたしませんか絵手紙は妻の弟子だが不倫じゃないよ
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個性とは容易たやすく築けぬ天守閣 量産タイプの殻を脱ぎ捨て
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目を閉じて  今日を据え置き  夢心地  まぶたに浮かぶ  明日の面影 
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死後も名を呼ぶ声消えし その時まで 我が身そのまま あり続けんとす
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途中から 年齢よりも 若いって 言われる方が 嬉しくなった
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人のたま 四十九日と 言うけれど 我を人々 ひとなのか すら・・・
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死を前に着の身着のまま勇み足 我をとどめる ふみも声なし
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真実の強さとは何か 胸に問え 歩むその足 響く歌声
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昨日より空が青みを増していた 青い絵の具を買い足しておく
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