触れてきた言葉知識を捏ね繰って せめて想いを短歌に込めて
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湯上りに ちょっと火照った その心 夢中になれる 熱気があるの
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寝過ごした 今日はこのまま このままで ゆっくりぐでっと 気ままな人生
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情け無い 貴方がそこに いる事に 目を背けるは 恥じらい隠す
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わだつみに呼ばれていると言われた子 人に生きても息苦しさに
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「ニンニクを世界一美味しく食べる料理」 松屋でやっててハマったやつさ
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シュクメルリ 美味しいけれど あと大変 鍋こびりつき 息はニンニク
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今日も鍋 大根しめじでシュクメルリ 鶏肉以外の材料テキトー>ジョージアの鍋料理
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肩甲骨 無くてよかった 私には 翼も抱きしめたい人もない
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降る雪がぜんぶメルティーキッスならいいのにアイツも君も死ぬから
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隣国の戒厳令に在りし帝国におもひはす令和六年
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信号のLEDは主役にはなれない ましてスイミーなどには
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夏越した シクラメンの 株元で 冬に向いて 伸び立つ花芽
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空見上げ広がる枝と少しの葉それから柿柿柿柿柿
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0きみと1わたしとの距離感を時間と速さで求めてみてる
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こしたんたん虎視眈々 たんたんたんと チビ猫は せんめんじょのどあドア あくのをねらう
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頭ズキン 明け方無視して寝たからか 起きてロキソニン手放せずに居る
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太陽も早寝遅起き冬の朝一番乗りと花掲ぐ石蕗つわ
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ザウ』は「去る」すたこらさっさ「逃げ帰る」「ドロン」言いつつちょい走ってる /広東語
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奥さまの黒い自転車在りしとき無きとき他人ひとのリズム推しはかり
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瀬をはやみ 今ではひとり カラオケに。 貴方が居なきゃ 意味がないのに
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荒涼と日夜を過ごす独り身に迫る師走にもう慣れ果てて
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わき見せば千里浜の海浪荒れて 舟覆へりなばいのちあるまじ
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海の夢そう当て字してみゆちゃんと呼ぶ少女のことを思惟しており
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首寒しネクタイ締めて出張す おっさん紳士に早変わりかな
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妻を待つベレーの男性顔しかめ小さきスマホに難渋しおり
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元カレに 許されたぶん 増える傷 あんたらなんかにわかってたまるか
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いつもとは 違う道行く 紅葉の 公園見つけ 小さな旅かな
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着倒れというほど服は持ってない 着倒した黒のキャミワンピあらう>京じゃないけど。ここは食い倒れの街(笑)
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やはらかな日差しなれども 風吹きて 洗濯物が揺れに揺れたり
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