Utakata
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縁
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破滅さえ幸せになるそんな嘘信じた僕も馬鹿だったけど
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恋人になりかけていた君が振る健気な手はこの世のすべて
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雨の日も君の隣で歩けるとたちまち晴れてしまう秋の日
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誰よりも名前を呼んでくれた人私はあなたのようでありたい
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片耳で感じる音が全てだと思っていたのに違ったみたい
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魂のキャッチボールに見えたので君との会話はいつも方舟
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冬が好き夜の長さを知らなくて想う長さもまた知らなくて
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真夏より熱い炎を帯びた夜蜜月の蝶遥かに遠く
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太陽も勘づく僕の恋心夜の間に馳せた想いも
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昨日見た夢の話をしていると夢より素敵な今に気づいた
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道端で拾った愛の言葉でも大切にするあなたが好きだ
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文字化けに潜んだ真意の鏡文字にわか雨には虹が似合う
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永遠を感じた空に同化してあまねく恋の行方を見たい
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冬なのに溶けてしまったアイスとかそれを忘れて過ごした二人
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空耳を嗅ぎ分け見つけた甘い夢一晩経てば包まれていく
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絵に描いた僕で過ごした夜があるその癖君の横には誰か
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コーヒーが氷を壊す音をして解釈していく毎日である
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寂しげな街の電話ボックスはあの日の二人を未だに匿う
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枕元数えた羊の亡骸を抱えることなく明日に託して
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雪の日のカーテン越しに日光は君であるかのように呟く
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喧騒の服を着る街とりとめのない人々の甘い残光
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ガラガラの朝の電車で端っこに座らないのは君を待つから
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足繁く通った商店街の本屋二ヶ月後にはメガネ屋になる
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冷たさの意味を不気味に調べるとそこに確かな温もり一つ
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走らせる風になったあの人は今私の隣に留まりはしない
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ある朝がさよならになる憧憬に耳を澄ませてひたすら眠る
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猛烈に八分音符で満ちる熱元の形を誰も知らない
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昇華した思い出の春風の街ロマンスの赤適度に震える
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目覚めると伸びた前髪絡みつき私の今日を勝手に占う
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僕だけを必要とする人がいて僕もその人を必要としたい
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