佐堂織人
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投稿数
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社会人道行く横のユキヤナギ頭下げても花盛りかな
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日の元にいても寒風吹き荒れて痛むささくれ手指に心に
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肉汁も飲める豪語す若人よビールも飲めぬ年が隣に
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すみません つい口にするお呪いそれは違うとわかってるけど
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元気ってどんなのだっけおかしいな疲れたばかり言いたくないのに
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期待値が取り組むたびに下がってもまだ生きてれば成功のはず
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制服の肩離れても追いかける飛梅のごとし蝋梅の香
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うらやまし徹夜の辛苦知らぬ人 身重さに我が拙劣を呑む
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人生はなんとかなると なってたらこんなところで詠ってないさ
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不器用というクッションに包まれて頑張るための道化 吐きそう
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いつの日か休めるのだと駆け続け息も痛くていつまで あ ころぶ
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おっとラストか仕方ない ひと手間かけて今日の徳積む
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物事を進める度にレベルダウン? こんなもんだろ生きてりゃおっけー
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一日の記憶は五分で事足りる たしかに今の心も三十一みそいち
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番鳥のおかげで今年も梅が咲く 花透かしては三つ首の影 / 日常の怪
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相談をぜんぶ愚痴だと流すくせ後からなぜと問う人黙れ
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もう無理と こぼす心を認めてよ 諦めるなで 蓋をしないで
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マチアプで会ったあの子さ、やめとくよ 髪でポテトを摘んでいたし / 日常の怪
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引き戸開けおかえりと声響く土間 うちは独居アパートのはず / 日常の怪
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音消えて 遠くを見なくていい日和 踏み出せぬ靴 雪積もりゆく
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友人が再検査だとぼやいてる 胃カメラが胃に着かなかったと / 日常の怪
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飼い猫の尾が二股になっていた おまえ今年に生まれたのにね / 日常の怪
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父母や友 医者にもみえぬ色ありて せめてしるべと 三十一のふみ
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百年の寿命などより夢もなく眠れるだけの夜が欲しくて
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懐かしき門松と顔眺めては画面の日付が正月となる
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太陽も早寝遅起き冬の間は人逆らわず布団沈みて
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朝昼晩返る挨拶嬉しくて ニャン猫語でもいいのこだまじゃないなら
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先のこと考えてる?って言われても精一杯な今におやすみ
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太陽も早寝遅起き冬の朝一番乗りと花掲ぐ石蕗つわ
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朝食に欲するスープとろみ増え冬の訪れかき混ぜる匙
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