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高額の現金を持つ。本名を知らぬ娘の学費になるそう。
15
担任に 正座させられ 鉄拳を 百発浴びて 吾まだ生きており
12
詠へども記憶からっぽ僕ひとり文字を光らす魔法の中で
19
曾孫
(
ひいまご
)
はバイバイと帰り行くママに抱かれてニコニコバイバイ
13
授産所で求めし毛糸の襟巻きのひと針ずつにぬくむ雪の日
19
スコッチのピートの香り膨らみて 全身巡る休日の余韻
8
普通とは 愛し愛され 守られて 虐待なんて もってのほかと
8
梅の香に思いを馳せるティータイムこれで少しは賢くなるかも
9
投票日 お誕生日 マラソン大会 なんか明日めっちゃ忙しいな
7
音が止む 聞こえないのに降る音がする 雪国育ち 雪が聞こえる
12
眠る恋 海底から聞こえた あの声は
海松
(
みる
)
のように 靡いている
5
「パルティータ」 バッハのように 演奏す 何かヘンだよ マイオリジナル
5
「ですね」から 「だよね」になった 瞬間も 気付かないふり 気付かれぬよう
20
訥々と ご飯の供は 語りけり 浄き一俵 清き一票
5
富士からも 見えるイケメン 長身の その名はイトー イケメンスギー
3
暖かく 陽だまりのごとき 母の部屋 うつらうたた寝 亡き母の夢
30
改札を抜け ほんのりと 梅の香の広がりぬ家路
夫
(
つま
)
と共に
24
とりあえず外の空気を吸ってみる 遅すぎるなんてことはないのさ
9
「おめでとう」 乾杯の声 高らかに 吾を母にせし 子と酌む地酒
31
想像が 想像を生み 着膨れて 安保法制 民救われじ
9
隠すほど 頭を垂れる 政治家の ぬる湯に浸かり 禊ぎすみたり
5
古今集いい歌ばかり面白い一首一首で味わいがある
21
この世とば幸せものはうらめしいつまらないとな思う我が身が
13
午後三時 鳥のさえずり 風優し 寒戻りたる 明日に備えり
10
なぜだろう幸せになる四葉がなみつける奴は幸せなのか
16
弱者とは 強者に狩られ 私達 生きる世界の 切ない真理
14
サッカーの グランドに雪降ったよと 喜ぶ孫メールに安心せし
12
帰り道ため息交じりで空見ると、頑張ったねと淡い夕焼け
16
とりとめ無き 姉との語らい 知らぬ間に少女の頃のふたりに戻りて
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最終の新幹線を見送って濃い闇広がる小田原の夜
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