肉まんが 温まるのを 待つあいだ 何もできない それでいいのだ
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人生がもし一本の映画なら今の会話はポスクレにしよう
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クリスマス 予報は生憎あいにくの雨天 翌夜は居間で 聖夜を祝ふ
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暗闇に吾を連れ去れ地下鉄よ もう帰れないほどの遠くへ
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遠い町見知らぬ街に吾を置き 地下鉄はただ走り去りゆく
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希望はあくまで希望 さようなら残念無念 どうぞ消えてね
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ドアを開け夜気を吸ひ込み地下鉄は 百足のやうに節をくねらす
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黄昏たそがれに一番星もまだ見えず 三日月すがる爪痕のやう
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午後六時 教会の鐘 鳴り響く 聖夜を前に 子らははしゃいで
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わたしってねたみひがみそねみのごんげ? 人の幸せ喜べもせぬ
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友人がばあばとなりぬ嬉しそなLINEを見れば妬ましくって
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喜んだふりして要らぬカレンダーを貰うも恒例行事となりぬ
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戸を開けるここぞとばかり猫たちが駆けるすり抜け戻る出てゆく
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本日のアドベントティーは カモミール もうちょい寝ろと いふことらしい
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「お母さん寒かったね」と初雪をかぶりし母の墓を拭いぬ
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腰痛にイエローカードの響きあり 一昨日の落ち葉掃きなど
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友達がドロップシールを探してる妹の為電話を掛ける
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柿キウイ芋を食べ終えしりとりに気付き一人で大ウケする朝
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糖衣錠を舐めてるような生活と分かっていても飲み込めなくて
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送り主不明のケーキが着払いで届く 今年は凄いぞ凄いぞ
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思い込み 判断違う 錯覚に 惑わされたる 弱さの極み
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つまらぬと 騒ぎ出したる 小学生 帰りたくても 親はお仕事
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クリスマス 児童館でも 子供らが 才能発揮 学校みたい
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白椿咲く道 突っ切り 一人用 ブッシュドノエルを 買いもとめたり(アンテノール)
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風邪に臥し身動きとれぬ日を過ごし師走の晴れに布団干し、さあ!
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車内には 優しきハンドクリームの香り漂ふ 冬の通勤
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枯れる夜 頼られ願う貴方いて それでも未だ 涙吐かれず
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子に会えぬ 淋しさ募る 仕方なし 他人ひとの命を 救う為なら
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病棟の枝分かれしてく夜たちを引き止めようと非常灯淡く
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僕たちの羽はまだすこし短くて飛べない壁の前で手を引く
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