霧深き 富士に女神の 立ち降りて 風を起こして 日本晴れるか
9
願うのは議論のすえの採決をたとえ単独2/3も
22
奥さんと 冷戦中の 日曜に 空から雪の 仲介者
18
庭の雪に巨大な氷柱つららを突き刺して「勇者の剣!」と異世界ごっこ
22
先人の通った道は通らない 白き通りに足跡遺し
11
文句あるなら選挙行けベランダの垂れた氷柱は親指のよう
15
大変だそう言いつつも一票を守ろうとする雪国のひと
31
うまくない 血を入れ過ぎた チョコみたい 短歌のふりした プロパガンダは
10
カリスマの成るを見ている民草の ああ、独国のあの頃の轍/『期待を抱き』つつ戒めとして
14
笑えない厳しい結果乾杯をして挑んが明日も涙
20
AIが 教えてくれた 情報の 確認選択 吾の責務なり
9
ベランダに積もりぬ粉雪を払ひ 柵より舞ふ風花かざはな美し
28
テレビにて 氷上を舞う スケーター 我道ズルズル てんてこと舞う
7
コンビニで朝刊を買う 天声人語に頷きながら この国想う
15
「過ぎたるは及ばざるが如し」とふ 今こそ襟を正せよ宰相
21
見上げれば 月は半月になりおりて 時過ぎしことに気づく早朝
14
泣かないと決めてたことに逆転のいいねは嬉し涙OK
17
この雪に 板チョコ一枚 突っ込めば バリバリボリと 良き音立てそう
8
道すがら 知らぬ子作った 雪だるま 見れば浮かばる 我が子のキラキラ
10
本音にて遊んで暮らして 説明できない気持ちで走りたいだけ
8
都合のよい民意ばかりが宙をとび忖度政治ははじまっており
15
きれい事ばかりを聴いて日はのぼり轢死者みたいな残雪をふむ
9
「なぜデモにいかない?」「コスパわるいから」全共闘のうたは泡沫
9
ぼくたちは悲しきASIAN BOYかな ほら、女神さま銃を構えて
9
ぼくたちは一本道を突きすすむ令和時代にもう「もし」はない
8
妻と子の夕餉をきいて餃子焼き独りよがりは蓋をして蒸す
12
冬枯れの 梅の枝先綻びて ひと雨ごとに薄き紅をさす 
22
桃いろのプリマのごとき梅の木の燃える想いを冷やし雪ふる
33
はすにふる六花りっかを払い投票へ白の景色に平和の願い
30
大敗をきした昨日はもう過去だオジサンじゃない気持ちは二十歳
20