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こだわりのドリップおぼろに 明け暮れの 令和八年 コロナ禍遠し
16
夜空咲き高鳴る鼓動の重なれば光る横顔ただ追ふばかり/花火大会の夜に
23
街中の天然温泉露天風呂 裸で見上げる伊丹離陸機
21
大輪の 薄紫の深見草 甘き香りが我を酔わせり
27
捩
(
ねじ
)
れたる古木に藤の花ゆれて風にささやく
紫
(
ゆかり
)
のおさげ
39
十月
(
とつき
)
ぶりの投稿駄文の掲載にラミネートして外来に貼る
15
1日に二回までのバファリンを信じて眠る 雨の火曜日
20
夜が来て朝が来る前 ことの葉はあとかたもなくこぼれたあとで
12
祈られる 千字程度の人生で、お前にわかるか。わかってたまるか。
6
朝焼けとノート
PC
ファンの音 ぬくもる膝にいないあの子は
6
空白が創造力を掻き立てる さふいふ
詩
(
うた
)
を僕は詠みたひ
22
通知切る 軽い言葉の
泡
(
あぶく
)
など 底なき日々を 濁らせはせぬ
13
二月頃寒かったんだと実感す引き落とし額さっき見たから
13
葉桜の 下で今度は ステーキを 焼くよと言って 君へ手を振る
28
いつか来る終わりの話をしてるのに 一緒にさ、とか言うのほんとに
7
青空に 港の見える 丘の園 エーゲ海へと 旅立つ心
24
春の朝 揺らめく青い 花ひらき 夢を届ける スターフラワー
22
我こそが 正義と思う その時に ひとが行う 正しくないこと
8
花見つめ 恋して愛の 芽吹きある 人は命の 尊さを抱く
17
火に揺れる 吾の影の在り 安堵して 見上げる星は いにしえの歌 「二句目を少し詠み直しましたすいません」
18
眼裏に 君と過ごせた 日を映す 再び逢えば 闇へ星降る 「五句目詠み直しましたすいません」
18
くちばしに 綿毛の雀 突風へ 跳んで一瞬 銀河を描く
23
夕風に 揺れる若葉の 向日葵へ 育つ君との 夏の儚さ
17
塩焼きの 鮎に蓼酢が 恋しくて 思ふ水無月 川の夢見る 「蓼酢 たです」
18
夢を追う君は私を置いて行く どこまでもどこまでも遠くへ
8
もう
寝
(
い
)
ぬか 問へど答へず
戯
(
たはぶ
)
れば 笑みに綻ぶ
児
(
ちご
)
の
空寝
(
そらね
)
11
関東と 関西という 味の差を 優しく繋ぐ ミツカン味ぽん
10
木金を休んで八日の連休を自慢するなよ無職の吾に
23
誕生日プレゼント
(
タンプレ
)
は いくつになっても 嬉しいね 孫の成長 目を細め受ける
12
既読だけ 返事がなくて 切なかった夜 想いが届いて 愛おしい夜に
11
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