六文渡(Wataru Rokumon)
10
10
投稿数
141

泳げ、彼女の一部が言った。まずは岸に着け。死ぬのはその後だ。
『忘れられない、それがあなた』より

別に何も 恨んじゃいないし悔いもない ただただ全部が つまんないだけ
3
感情と 判断の中で懊悩と 徒然死にたくっても構わない☝️😁
2
「やるやらない」? 「できるできない」? クソ喰らえ! やらなきゃいけないことをやるだけ。
3
葉桜を あおぐ部ジャーの学生の 靴音軽く 木漏れ日柔く
7
鬱もまだ 治らぬうちに復学す すべて不本意 ネタ切れの春
6
大粒の 雨も冷たくないんだよ ヤニ食ってれば 肺は暖か
6
波静か 菜の花枯れ枝 ホトトギス 汽笛青空 飛行機雲
9
とくも掻く手も 届かぬ君へ 口をつく 「楓」の歌詞は 「変わらないもの」
7
凍てついた 道を掻き分く タイヤ痕 吸い殻は ビンカミノールの如く
6
星もなく 息を潜める 半宵の 街は浅雪 レフ板に浮く
8
暮れ前の 枝に翳った半月と 氷瀑の成す 墨絵の世界
12
肌色の 湯呑茶碗の底のおり 煎茶の香りが 瞼に触れる
10
新玉が 産直市にすまし顔 外には真白の 紙吹雪舞う
7
春霞 峰に落ちゆく日の玉は 五ヶ月前の 線香花火
12
朔風に 急旋回する飛行機へ 煙草の炎を かざす屋上
13
ライターの 炎ばかりが鮮やかで 雪に潜んだ 灰色の冬
14
生きるのを 正当化する 声もなく 棲めば墓場よ 塞げよ人生
5
高波が テトラで瑪瑙を砕くなか 膝と赤切れを痛めて帰る
10
生きねばならぬ 生きたからには本人が それを望まぬ 地獄としても
11
暗闇に 擦ったマッチと手が浮かび ただ寂寞なる 冬と鬱屈
10
くさむらに 錆色の葉が降る季節 「ナァ」と鳴いては 擦り寄ってくる
12
眠れずに 管巻く私を置き去って 空は薄墨 山際映ゆる
15
薄明と だんじり担いだ壮年の 祭囃子に 秋を又聞く
18
「生きていますか?」 リマインドにまた「了」を押す。 明日の私に宿題を出す。
8
指を揉み 乾きに時間を感じては 五本あったなと理解していく
10
月明かり 釣瓶落としの六時半 野良猫は背を丸めて睨む
9
夕立に 煙草の煙を被せても ログインできる 悲しい世界
7
午後7時 「暗くなった」と呟いた 鬱で休んで 無駄にした夏
14
暗海に 響く漁船のエンジンを 遠巻きに送る 緩やかな風
11
また吸った 不安の頓服 メンソール 言い訳ばかりを 考えている
14