Utakata
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ゆうなぎ
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考えることは痛みを伴う。
しかし考えることはできる。(「荒れ狂う光」より)
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煙草の火 焦げて縮れた前の髪 荼毘に付される 匂いはこんな
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夢破れ 夢も忘れた
海琥珀
(
シーアンバー
)
流れる先も 判らないまま
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長く伸びた 玉のれんを手でかき上げて この世界はまだ 鮮やかと知る
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生まれる前まで 父が吸ってたKENT 確かに父の 匂いがしている
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鼻に残る 煙草の匂いは 火葬
場
(
ば
)
の 祖父を送った あの日に似ていた
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散る雪と 焼け落つ灰の 別もなく 死にたい時に 死ねればいいのに
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セブンスター コンビニの軒 鬼ころし 積りもしない 雪になりたい
8
ラスイチの ピースにライターの火を灯し 僕の欠片は平和のそばに
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漣も 雨の足音も聞こえない
弓矢
(
BOW AND ALLOW
)
とPlazma聴いて走るから
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潮風と 石油の匂いが 吹く波止場 午の港は 帰郷の様相
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夢の跡 見たさに眠る朝7時 このまま死ねたらしあわせなのに
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耳朶の 裏からイヤホンねじ込んで 夜も今だけ私の時間
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「生きたい」と 咽ぶ未来に火をつけて
栴檀草
(
センダングサ
)
の種は焼け落つ
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掠れたメンソールと褪せたブルーベリー 有限の未来噛み潰した味
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浅く吸う フォルテの煙は濃厚で 寒空のような寂しさもある
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思考より 静かなさざなみ聴くために 今日も無計画の旅に出ている
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ワイパーで 拭った小雨の流れた跡は 廻り廻った星空のよう
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身に迫る 歌に流した涙の跡は 欠伸のそれより暖かかった
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人には言えない趣味がある 夜の海辺を
ドライブする
(
はしる
)
こと 一面「死」がいる
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海に行く 涙の跡をそのままに 煙草の煙は 遥か後方
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飽きてても また買って喫む アメスピの 苦さで今は 痛んでいたい
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消えてしまいたくても 進んでしまうのでしょう 放り出された砂の道
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見やるたび あなたは遠くに行ってしまう 二十七夜の 月の生きかた
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ふらふらの 脳みそでかざす 煙草の火 道真公も 見てたらいいな!
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後戻り できない僕らは灰皿に 焼けた残りを 押し付け歌う
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焼酎を キメた脳みそで煙草吸う 紫煙よどこまでも いってらっしゃい!
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知らぬ間に 曇った眼鏡を拭きながら 泣いていたのは 私か硝子か
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CQCQ 誰か話をしませんか 満足して死ぬその時まで
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吐き出した 煙に形はないけれど 煙草のそれには 「道」があるんだ
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生きますよ
夜闇
(
よやみ
)
の星の残光が 愛おしいほど死にたくなっても
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