六文渡(Wataru Rokumon)
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考えることは痛みを伴う。
しかし考えることはできる。(「荒れ狂う光」より)

徹夜して ヤニに烟った舌の上 いちごミルクは 余りに甘い
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いつからか 死ねる勇気に憧れて 線香がわりに 紫煙を上げる
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紫煙にて 彩度を下げた世界なら 私のまなこは 眩まずにすむ
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狭い社会じゃ 煙のモザイク意味はない ぼくはひとりで 浸りたいだけ
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酸欠で ガクンと落とした頭蓋骨 自慰同然の 吸い殻を噛む
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自分から 痛めているは ぼくのこと 生きているって 思えて嬉しい
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おもいきり 煙を吸って酸欠の 朦朧とした 残り火の脳
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こんなもので 死ねるというなら興味ある 駄文と紫煙と自堕落と夏
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「生きてんのすげえ!!!!!!!!!!」 と言ってくれたから 晩ご飯には 冷やし中華を。
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繰り返す マークをタップしてからは どこかで期待しているじぶん
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生きるとは 祝詞もお経も宗教ならば おんなじだろう 生への崇拝
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役を待つ 夜雨の郊外電車にも 顔向けできずに 煙草を隠す
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鏡を見れば酷い顔 口と中には吸い殻の ようなにおいが 首をもたげる
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突然に 雨が降ってきましたので ここで燻っててもいいかい?
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いいねがつけば 私から見えるこの世にも 誰かがいるのだ 気づいて安堵
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「大人」という 海を揺蕩う私はいつも ツィーとドゥーぺを 探しています
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煙を含み 指極星を探したなら 私はきっと やっつめの星
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「しにてえなあ」 一つ夜空に呟けば 白い煙と、わたしのたましい
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世の人は 青空だけが 見たいらしい 「死んでもいい」より「月が綺麗」を
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いろんなことが みえ過ぎるたちは苦しいよ 眼鏡をとったまま さらばえたい
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ネ友にしか ネ友はらえぬものがあったから 影のかたちを 保っていられる
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すべからく みんながいきてもいいならば どうしておかねがないと くるしい
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アイコンの 貴方は僕を少ししか 知らないけれど 知ってるネ友
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僕の意味を 今決めるなら 21グラムの見えない なにかでいいよ
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昔から 欲は少ない方だった。 無い欲は今 煙となった。
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こころなしか 「さよなら」の増える夜が好き 今をいつかにパージして朝
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生きている その足跡を残したく おもい紫煙と短歌にふける
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梅雨入りも 僕の吐息は白いまま 冬のいつかは まだここにいる
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冬用の ズボンに灰を落としたら さいごの洗濯に連れていく
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灰鼠の夕暮れの中沈む街 薄氷うすらいの夢の隙間に
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