六文渡(Wataru Rokumon)
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考えることは痛みを伴う。
しかし考えることはできる。(「荒れ狂う光」より)

生きている その足跡を残したく おもい紫煙と短歌にふける
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梅雨入りも 僕の吐息は白いまま 冬のいつかは まだここにいる
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冬用の ズボンに灰を落としたら さいごの洗濯に連れていく
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灰鼠の夕暮れの中沈む街 薄氷うすらいの夢の隙間に
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ひたすらに 「私が嫌い」と震える喉を いぶして抑える 冷気を借りて
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氷雨の中で  湿気しけた煙草を燻らせる  私を知るのは紫煙これだけで良い。
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将来あえて成るなら失敗ミスになりたい 傷つく人が続かぬ様に
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どれだけ自分に倦もうとも 享けたこの身が尊いのでしょう
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喉を焼き肺を灼けども朽ちぬ身は せめて腐葉土の様でありたい
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袋を下げたこの腕が せめて結んだ縄にならぬよう
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疾く流る 雲をながめて吸い込んだ 煙が白く熱を持ちゆく
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