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六文渡(Wataru Rokumon)
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考えることは痛みを伴う。
しかし考えることはできる。(「荒れ狂う光」より)
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飽きてても また買って喫む アメスピの 苦さで今は 痛んでいたい
8
消えてしまいたくても 進んでしまうのでしょう 放り出された砂の道
12
見やるたび あなたは遠くに行ってしまう 二十七夜の 月の生きかた
10
ふらふらの 脳みそでかざす 煙草の火 道真公も 見てたらいいな!
6
後戻り できない僕らは灰皿に 焼けた残りを 押し付け歌う
7
焼酎を キメた脳みそで煙草吸う 紫煙よどこまでも いってらっしゃい!
3
知らぬ間に 曇った眼鏡を拭きながら 泣いていたのは 私か硝子か
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CQCQ 誰か話をしませんか 満足して死ぬその時まで
5
吐き出した 煙に形はないけれど 煙草のそれには 「道」があるんだ
9
生きますよ
夜闇
(
よやみ
)
の星の残光が 愛おしいほど死にたくなっても
9
煙草の先の 微かな炎の熱でさえ 私を灼くには 十分すぎる
12
「霞でも食って生きられたらいいな」 煙を飲んで腹を黙らす
10
知り合いに バレた気まずさ押し付けて 燃え滓 灰皿 無様に笑う
8
煙と共に 見上げた満月の向きさえ わからないまま 管を巻いてる
5
北風と 唸る街灯彼岸花 独りでいるのは私もおんなじ
9
波響く
細雨
(
さざめ
)
の夜に傘を差し いつ帰ろうかと管を巻きつつ
7
カーブミラーの陰でタバコを燻らせる 先の見えない私がひとり
7
いつの日か たった1人で死ねたなら
ななつめの星
(
セブンスター
)
に 殺されたいな
6
酔った脳で クラクラ麻痺った夜にさえ 追ってギラめく アメスピの煙
5
喉と肺 痛めるほどに惑いから 離れていられるからそばにいて
4
健康で 幸せな時に死にたいと 絞福論を 転がすばかり。
4
真夜中の 歩道橋から見下ろして 黄泉比良坂は こんな景色かと
6
満月へ 少々眩しすぎるので 紫煙で隠して逃げていいですか?
4
徹夜して ヤニに烟った舌の上 いちごミルクは 余りに甘い
7
いつからか 死ねる勇気に憧れて 線香がわりに 紫煙を上げる
9
紫煙にて 彩度を下げた世界なら 私の
(
まなこ
)
眼
は 眩まずにすむ
6
狭い社会じゃ 煙のモザイク意味はない ぼくはひとりで 浸りたいだけ
4
酸欠で ガクンと落とした頭蓋骨 自慰同然の 吸い殻を噛む
7
自分から 痛めている
間
(
ま
)
は ぼくのこと 生きているって 思えて嬉しい
4
おもいきり 煙を吸って酸欠の 朦朧とした 残り火の脳
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