Utakata
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ポルケ・ポリンヌ
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目を覚ますことなき母の髪
梳
(
す
)
けば庭の梅には鶯が鳴く
23
病む父の横に座りて毛糸編む指もかじかむ大晦日の夜
32
雨降らば茶色く濁る泥川の河辺に咲ける白き水仙
26
「お母さん寒かったね」と初雪をかぶりし母の墓を拭いぬ
40
コロちゃんは白の豆柴ポテポテと短い足で庭駆け回る
34
「家じまい無事に済んだよ父さん」と墓に供える白い秋桜
39
静かなる聖夜にひとり『夜と霧』読みて世界の平和を祈る
22
はだいろがピンクベージュと名を変えて澄まして座るクレヨンの箱
38
海馬
(
かいば
)
てふ語を聞くたびに目に浮かぶ光る海原駆けゆく
天馬
(
てんま
)
26
ガンダムのプラモを買った
玩具屋
(
おもちゃや
)
も消えた故郷の静かな師走
31
春告げる鳥のさえずり聞きながら古い外套捨てて旅立つ
25
冬を耐え花を咲かせよ林檎たち陸奥に明るい春を呼ぶため
40
夕焼けに染まる故郷の空見上げふと口ずさむ「バラ色の日々」
28
夢に見る祭り囃子と大神楽今も心に生きるふるさと
22
少年の墓前に咲ける白薔薇の枯れて散りゆく戦場の町
24
目玉焼きつぶれたけれど気にしないパジャマのままの休日の朝
28