ポルケ・ポリンヌ
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目を覚ますことなき母の髪けば庭の梅には鶯が鳴く
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病む父の横に座りて毛糸編む指もかじかむ大晦日の夜
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雨降らば茶色く濁る泥川の河辺に咲ける白き水仙
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「お母さん寒かったね」と初雪をかぶりし母の墓を拭いぬ
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コロちゃんは白の豆柴ポテポテと短い足で庭駆け回る
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「家じまい無事に済んだよ父さん」と墓に供える白い秋桜
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静かなる聖夜にひとり『夜と霧』読みて世界の平和を祈る
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はだいろがピンクベージュと名を変えて澄まして座るクレヨンの箱
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海馬かいばてふ語を聞くたびに目に浮かぶ光る海原駆けゆく天馬てんま
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ガンダムのプラモを買った玩具屋おもちゃやも消えた故郷の静かな師走
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春告げる鳥のさえずり聞きながら古い外套捨てて旅立つ
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冬を耐え花を咲かせよ林檎たち陸奥に明るい春を呼ぶため
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夕焼けに染まる故郷の空見上げふと口ずさむ「バラ色の日々」
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夢に見る祭り囃子と大神楽今も心に生きるふるさと
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少年の墓前に咲ける白薔薇の枯れて散りゆく戦場の町
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目玉焼きつぶれたけれど気にしないパジャマのままの休日の朝
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