Utakata
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龍華雪菜
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しばらくここでやってます。最近大学生になったそうな…
ぜひ、五七五七々のリズムにとらわれず、散文を読む気持ちで口ずさんでください。
2020/7/2 22:00
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鍋底の焦げた野菜を削ぎ落とす 友が帰ったアパート一人
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糸が切れ崩れ落ちてくパペットは貴方にも手を借りやしないで
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一向に進まぬ時計の針睨むいまだ聴こえる隣室の歌
7
耳栓をしたまま眠りに就く夜に心臓さえも煩く思う
8
あの時に思いついたのいい言葉ススキ野原でそれを探すの
5
紫陽花が咲いた季節はもう彼方 貴方以外はもう見えないの (花言葉を是非参照ください)
5
虚空にて気炎吐き出す
黒渦
(
こっか
)
その只中にては何を思うの
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二日前洗ったばかりの金魚鉢綺麗なままであるはずがない
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誰かとか言わないどいて そのままでいいの気持ちは伝わらなくて
5
一人では生きていけない筈なのに助け差し出す手を絶ち切った
7
気づかない「私」はきっと麻痺してるもう戻らない昔の夢に
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鉄道の手荷物共に二人掛け車窓の木々はみどりあおあお
5
眠っても眠らなくても朝は来る遠い故郷の稲穂色づく
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真夜中に逃げ場探せど気が付けば明日の筈の今日が来ていた
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ある人が言った「地球は青かった。しかしそこには、神はいなかった」
5
明るさに目が慣れないでいて欲しい狭い世界の中で朽ちたい
5
日頃から「良いよ」「勿論」言っといて安請け合いは毒だと知った
8
安部屋の角に体育座りして震えるスマホ我慢して無視
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オリーブの薫りに包まれている朝目玉焼きには贅沢かしら
5
自分から切り捨てたのは悔やんでる自業自得と思ってはいない
8
思うまま過ごす日夜のお供には誰もいらないキミもいらない
8
自堕落と安いお部屋で
1.
2.
3.
飽きずに踊れ私は雀
6
新しい風ふく季節迎えては部屋の濁った空気を捨てる
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昨日まできみはとなりにいたでしょう画面の向こう問いかけてみる
9
十八で独りを過ごすことを知る。まだ気にしない、孤独も何も。
8
栄光に浸る人ほど哀しいと言う人たちは、それを知らない。
4
物価高の煽りを食らうファミレスで私は君をどうにか落とす
5
桜待つその目の前に
一枚
(
ひとひら
)
の「忘れないで」と溶けゆく
雪華
(
せっか
)
8
いつまでも いつまでもただ いつまでも 君の背中を 追ってたいんだ
9
あのときの花火に消えた君の声追いかけるのはもう諦めた
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