Utakata
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龍華雪菜
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しばらくここでやってます。最近大学生になったそうな…
ぜひ、五七五七々のリズムにとらわれず、散文を読む気持ちで口ずさんでください。
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昨日まできみはとなりにいたでしょう画面の向こう問いかけてみる
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十八で独りを過ごすことを知る。まだ気にしない、孤独も何も。
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栄光に浸る人ほど哀しいと言う人たちは、それを知らない。
4
物価高の煽りを食らうファミレスで私は君をどうにか落とす
5
桜待つその目の前に
一枚
(
ひとひら
)
の「忘れないで」と溶けゆく
雪華
(
せっか
)
7
いつまでも いつまでもただ いつまでも 君の背中を 追ってたいんだ
9
あのときの花火に消えた君の声追いかけるのはもう諦めた
7
この肌に夜雨を感じていたいのよ夜は短し
歩けよ
(
恋せよ
)
乙女
4
明日には 今日を昨日と思うから セピアに染まる夕焼けの空
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寝間着着てベッドに入る瞬間を君を想うための時間にあてる
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銀杏かと思ってみれば違うので近づいてみりゃ蛾の羽でした
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愛されず手放されたと思い病み後に気づいた主語の転倒
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露濡れの紫陽花に見るこの姿繕ったこの憎らしい花
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うるさかろ岩に染み入る蝉の声令和の世には芭蕉はいない
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年末を気の急く私は描いては隣に誰もいなくて
悄気
(
しょげ
)
る
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ありふれた悩みにそっと蓋をして今日の夜空は
朧
(
キレイ
)
な月夜
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気付いたら貴方はきっといなくなる気付かぬ内にいなくなってる
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「そんなにも生きないだろ」と言いつつも雀百まで踊り続けろ
5
あぁ夏が来る潮騒の意味もなく独り両足波に濡らして
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「言い出しの君からやれよ」と目を逸らす君の瞳が照れくさそうだ
3
堀田言う「罪の対義は法律さ」 わたしはきっと「ない」と答える
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志望校あらかた書いて枠余り遊び心で漫画家目指す
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枯れ草にいつかは朽ちる身を重ねメイクをする意味考え直す
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ついクセで「二人です」と口にする時控えめだった君の幻聴
5
ドロドロの腐った果実のようだねと囁く君も其の一部だよ
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一に良し二にまぁ良しで三普通四でグダって五で引きこもる
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シャーペンを持つ手に力が入りすぎ「好き」の2文字が芯と吹っ飛ぶ
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「吾輩は猫である」など読んでみろちょっとは君も人に呆れるぜ
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糸紡ぎ綻び隠し継ぎ接ぎのパッチワークは私の心
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このところどうにもギスギスする家族足並み揃うメガネ率100
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