龍華雪菜
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しばらくここでやってます。
普通の人が見たら微笑ましく見える光景に涙する人です。年齢?まだ大学生ですよ?ヤダナーモウ

ぜひ、五七五七々のリズムにとらわれず、散文を読む気持ちで口ずさんでください。
短歌ではなく、口をついて出た呟きのように
朦朧とした思い付きを 季節外れの季語を 明瞭でない夢を
矮小な言葉に閉じ込めて
スノードームのように愛でましょう

2020/07/02 22:00
初投稿

弱まった電池を入れた置き時計秒針が右往左往している
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祖母が好きだった鬼灯束ねては揺らせばそこに骨が鳴る音
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この国は君らの庭ではないのだぞ決して我らの庭でもないが
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片隅の暗い自室で座り込み頭に生えた黴を育む
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若干の黄ばみの残る壁紙が私を守る脆弱な繭
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路傍には意地汚くも解け残る靴跡だらけの汚らし雪
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不意にその視界に入る若白髪見つけたらすぐゴミ箱へイン
8
意味もなく吐き散らされる言葉には無論意味など乗るわけもなく
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もうやめて考えたくないそれ以上脳を〆なきゃ生きてけないの
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ただ少しシャーペンの芯が折れただけなんで一緒に心が折れる?
9
いつの間に甘いものより苦いもの好きになってるそんな年頃
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あそこまでかけっこしようと言っていた子供がいつか私になった
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夜逃げした気になって夢見れば会いたくなかった人に出会うの
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新しく買ったスマホの液晶に蜘蛛がせっせと網を張ってる
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潮騒のある町に住みはや一年一度は波の音を聞かせて
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鍋底の焦げた野菜を削ぎ落とす 友が帰ったアパート一人
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糸が切れ崩れ落ちてくパペットは貴方にも手を借りやしないで
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一向に進まぬ時計の針睨むいまだ聴こえる隣室の歌
9
耳栓をしたまま眠りに就く夜に心臓さえも煩く思う
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あの時に思いついたのいい言葉ススキ野原でそれを探すの
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紫陽花が咲いた季節はもう彼方 貴方以外はもう見えないの (花言葉を是非参照ください)
6
虚空にて気炎吐き出す黒渦こっかその只中にては何を思うの
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二日前洗ったばかりの金魚鉢綺麗なままであるはずがない
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誰かとか言わないどいて そのままでいいの気持ちは伝わらなくて
5
一人では生きていけない筈なのに助け差し出す手を絶ち切った
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気づかない「私」はきっと麻痺してるもう戻らない昔の夢に
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鉄道の手荷物共に二人掛け車窓の木々はみどりあおあお
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眠っても眠らなくても朝は来る遠い故郷の稲穂色づく
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真夜中に逃げ場探せど気が付けば明日の筈の今日が来ていた
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ある人が言った「地球は青かった。しかしそこには、神はいなかった」
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