猿かぶり
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そこここの隙間から湧くチビ蟻よ アリの巣コロリを持ちて帰えらむ
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段取りと道具揃えて始めればやる気は後から湧いて来るもの
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換気扇回して蚊取線香を 焚いて祈るよ去れよ悪霊/か、野生動物か
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屋根裏で蠢く音の正体を 霊障であれと初めて願う
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免許証 我が返納するまでに 叶えて欲しい自動運転
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桐の木に絡む藤蔓花落ちて 我こそ主役と桐咲き誇る
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聞き慣れぬ声と姿の野鳥おり 人口減って山化する村?
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青空を映す巨大な水鏡 欠けたピースは休耕田か
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じゃがいもの旨さにハッと気付かされ さみしい気持ちと その解消と/見送りの駅で買ったベーコンとじゃがいものパンが美味しい!
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シガーソケットに差し込むだけで燃費減る? スノータイヤを替えるのが先!
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「コンセントに差し込むだけで節電」だ? 付けっぱなしを止めてから言え
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その商品 節約詐欺だと教えても 聞く耳持たない 確証バイアス
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火事花カジバナと忌まれ手折れぬタニウツギ 謂れ知らずもには飾れぬ
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胡麻和えを作りし後のすり鉢に冷や飯擦り付けひとり頬張る/調理者特権✌
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今はもう ここを去る事望まぬと くいや憂いは多少あれども
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夕暮れの空にぽつんと細い月 痛々しいほど消えそうなほど
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冬越しの白菜終わり野沢菜の塔立ち待ちて青菜三昧
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若い頃むかしはね 世界の終わりに誰といる?と思える余地があったものよね
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有り余る時間と切れる鎌あれば 嫌いじゃないよ草取りだって/あれば、ね
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山芽吹き新緑前のとりどりの淡きみどりを飾り置けたら
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たくあんと野沢菜漬けの桶洗い 冬の始末がひとつ終われり
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漬け樽をひっくり返すとまろび出た たくあんお前 まだ居たのかい
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花の芽を野鳥に喰われポツポツと咲く桜花これもまた良し
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柱時計 壊れて知った我が町に 修理する時計店みせ減っている事
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母の年齢とし 越して今なら分かること 親の心と子とのギャップと
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残雪の田からカエルの声響き さすがにちょっと早か無いかい?
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春浅しサイドガラスで風に耐え羽を震わす蜂ひとつおり
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帽子かぶりベンチコート着てマスクして杉林下のゴミ収集場へ
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『春爛漫』買えずに未だ忘れ得ぬ 銘の通りのこけしの笑顔/四〇年近く前の盛岡駅で
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キツかった ウエスト少しユルくなり 「痩せた?」「いや違う」『ゴムがのびたの』
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