りつこ
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投稿数
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たくあんの水が上がってヤレヤレと 米の袋をよいしょと外す
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ポイントを使い切るのに腐心して 買い物数点忘れて帰る
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「聞いて無い」夫の言いに腹が立ち 「◯回言った!」が盛り気味になる
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赤と黄のポール路端に立ち並び 冬が来るよと指し示してる
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氷雨降る 雲の隙間の水色は 空か雲かと思い巡らす
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ほうき草 刈って干し上げ来年の地這う南瓜の布団とならん(なるかな?)
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初雪の すっかり消えたハレの日に 我いざ進めん 冬支度をば
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道の端の 凍みた草木に朝陽照り 黄金に光る 冬の祝祭
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クリスマスデコの草木の金色に 首を傾げた雪国育ち
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黒豆を多めに作り冷凍し 丸一年余 忘れ去られる(今朝見つけた)
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川辺りに 居並ぶ特級呪物あり 調べてみれば芸術作品
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「ダイジョウブ コレハハツユキ スグトケル」窓の外見て唱える念仏
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初雪が降っても冬とは認めない 根雪になるまで秋の続きだ
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木枯らしに 種々の落ち葉が舞い狂い 小春日和の昨日を拐う
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軒下に大根下がり白菜は大小並んで冬を待ちつつ
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晴天の紅葉狩りの日 くるくると舞う落ち葉のごと 心も軽く
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今秋の塩の加減で冬越しの 野沢菜漬けの出来は如何にか
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手持ち糸で 花束ブランケット編み 色彩センスの無さに凹んで
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抜く大根 抜く大根に手足あり 一本足の君が見たいよ
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峠道 眼下に映る雲海に 見知った山の奥行きを知る
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野沢菜を採って洗って漬け込めば 冬の支度がひとつ終われリ(まだやってない)
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里山のどてら色した紅葉は派手さは無くも心和ます
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うっすらと雪化粧した遠嶺に「今年も来たね」と『今は』思える(まだ憎くはない)
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いつもなら就寝前の養命酒 「病後だから♥」と食事毎飲む
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久々に風邪で寝込んだ一昼夜 ありがたいのはつつがなき日々(と、あらためて実感)
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エアサイクル 古ーいヤツを掘り起こし 漕いでみるけど効果は如何に(効いてる気がしない)
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日の出前 徐々に濃くなる朝霧に 山と林と 村も消えゆく
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棚田跡 雑木の繁る谷となり 自然回帰の早さに慄く
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過去と未来 タイムマシーンで行けるなら? 過去(子供の頃)は未来で今は過去かな?
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散り落ちて 藤むらさきの葛の花 成り代わりたいわけもなけれど
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