miyaco    フォロー 33 フォロワー 24 投稿数 234

詠むことでいくらかドラマチックなる似たり寄ったり唯一の私

襟元を開く速度で一つずつそちらに届く夏の体温 

えんなんて良いもんばかりじゃないけれどすれ違う度笑いあえたら 

涙色の吐息がこぼれたあの夜も愛は君の形をしていた 

散り散りに壊れた心裏腹に人の形をしている私 

いつだって子供のままの膝小僧青タン見つかるいつものお風呂 

自分のこと知るより前にあなたへと歩き出す足埋まらぬかわ 

ゆるやかに光の中を舞うちりの名もない宇宙の朗らかなこと 

天井に張り付くあかりに吸い込まれ震えて過ごす静かな夜よ 

じゃむじゃむの雨の日は甘いケーキ食べパリパリ笑う銀紙の淵 

柔らかな儚いものに触れるかのごとくあなたと向かい合いたい 

やるせない思いはスープにしとくからあなたはそこで踊っていてよ 

「足りない」を埋め合う地味な毎日が続く続くよいついつまでも 

心臓が跳ねて呼吸を邪魔してる水も無いのに溺れるように 

舌打ちの代わりに舐める辛酸で抽出される涙で乾杯 

抜け殻の思い出ばかりが煌めくが、新しい服早く買わなきゃ 

翻訳機通して届くカタコトの 「愛する人よ、聞こえてますか」 

終わりゆく夏の気配を分かち合う孤独なおばけは木陰に溶けて 

肌にまだ昼間の汗が張り付いて気持ちが悪いけれども横に 

人知れず熟成された証かね んでみてよ私のほくろスイートスポット 

瞼だけ重い…嘘です!足も棒!満身創痍毎日ヤバめ 

この年になるまでらなかったもの これから先はどうぞよろしく 

どん底を少し離れる為にある一〇〇%オレンジジュース 

会えずとも平気と思っていたけれど少し戸惑う視線が恋しい 

コーヒーも飲めるし君に愛される私もいたかも どこかの世界で 

雨後に見る新芽のざわめき赤子の如く祝福のみを受けてきらめ 

息を止めドアスコープを覗く時未来の匂いにつられているの 

何遍なんべんも捨てても捨ててもそこにある君との思い出 やめてよ もう、さ 

行方不明になった子供を探し行きこの物語を終わりにしよう 

今何をしているのかと気にかける事なき胸の穏やかな凪 

分かち合う心を持たず行こうとも若葉は変わらず柔く眩しい