Utakata
登録
Login
miyaco
フォロー
34
フォロワー
29
投稿数
266
詠むことでいくらかドラマチックなる似たり寄ったり唯一の私
« 最初
‹ 前
1
2
3
4
5
6
7
8
…
次 ›
最後 »
送信も削除も保存も平坦な親指だけの作業の世界
3
小麦粉をよくよくふるって玉子割り砂糖とバターで幸せを焼く
2
満ち足りた毎日だとは言えないがたまに見上げる夜空の様だ
1
吐き出した煙草の煙が秋
纏
(
まと
)
い青みを帯びて揺らす
丹桂
(
タンケイ
)
3
ストレスが減るチョコレート口に投げチョコより
煎餅
(
せんべい
)
欲しいと気付く
0
ひたすらにただ泣くことにも疲れたら温かいうどん食べて眠ろう
3
わたし今地面から
5
㎜浮いているでしょ?君と目が合っている、この、いま
2
土砂降りの雨に閉じ込められた日に
2
人で分けたサッポロ一番
4
腸
(
はらわた
)
が煮えくり返る感覚をじわじわ味わう 体に毒ね
2
何度でも目を奪われる虹の橋いつか渡ると知っているから
1
少しだけ優しくなれる色合いに世界が染まる 君も見てるかい?
1
巳年
(
へびどし
)
の私の心はどちらまで長く遠くを求めて這うの
2
僅
(
わず
)
かなる水掻きに溜まる海水がくすくす光った小さく強く
2
悲しいと寂しいだけが最後まで無くならなくて虚しい朝顔
0
さよならよ今だけ優しくそばに居て明日には何も残らないから
0
指先にベタベタ残っているような溶けたアイスと昨日の思い出
3
木陰から「じゃあな」と言って走り出す男児らの影夏の
彩
(
いろど
)
り
3
遠き日の悲しみに今名が付いて川底でころり小石が動く
3
適当に優しい温度で湯煎されどろどろになった恋に救いを
1
「触るよ」と言われた言葉より早く私に届く肌の温もり
0
愛してる 口から
溢
(
こぼ
)
れそうなのに口内炎が邪魔してごにょごにょ
3
愛おしい私の全てを吸い込みたいって言ってる空気清浄機
0
夢を見る
暇
(
いとま
)
も無いほど懐かしい右目からのみ
溢
(
こぼ
)
れる海水
0
コンタクト外して
朧
(
おぼろ
)
なこの世界君が微笑む柔らかな夜
2
大丈夫
独
(
ひと
)
り
言
(
ご
)
ちた指先がそっと寄り添う
蕁麻疹
(
じんましん
)
の粒
1
低気圧私を悩ます
鈍色
(
にびいろ
)
の痛みが明日の紫陽花となり
1
唇が触れるまでは永遠を願っていたけどキャンセルさせて
3
思い出が遠く遠くになりすぎて君との歌は
終
(
つい
)
ぞ詠めない
3
手を洗いハンドクリームを塗り込んですぐまた洗い、を繰り返してる
5
涙にはならないほどの悲しみをそっと吐き出す口笛に乗せて
4
« 最初
‹ 前
1
2
3
4
5
6
7
8
…
次 ›
最後 »