橿原の 野辺に立ちゐて 春風の 行方もしらに 人を待つかも
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無力だな そんな自分が 大嫌い もっと大人に なれればいいのに
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ままならぬ右手を見つめ「そのうちに」皿一枚も洗わぬ夫へ
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父の日におめでとうとのメール来るありがとうとは言えないのかな
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もし我が モテる男 だったなら 君の辛さに 寄り添えるのに/そばで話を聞くことしか出来なかった
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君は今ママの実家に連れられてほっとしながら空虚なばあば
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こだま号 車窓の流れ ゆっくりも 君への言葉 答え見えない 
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亡き犬のため 我慢せしバニラアイスを解禁し つまと食む夏至
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太陽に地軸(23.4度)かたむけお辞儀する今日は夏至なり。父の日にして
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寂しさに 泣いて話して 落ち着いて 君の涙は 何を意味する?
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退院し 家路いえじ急げば 我が庭は 草木くさき荒れ果てぬ されど懐かし
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沈黙を埋める雨だけがいつだって私たちの寄る辺だった
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父の漕ぐボートは力強かったあの八月の湖想う
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飲み込んで飲み下して生きていくの 分からないふりをしたまま、皆
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弘前の「撫牛子」とはどう読むか 「ナイジョウシ」とふアイヌの言葉
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とりあえず大丈夫って言い聞かせ杖付く生活始まりました
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千葉県の「北方十字路」どう読むか 「ボッケジュウジロ」いかにも謎めく
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後付けの漢字をあてた地名には 隠されし謎しぶとく遺り
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蝦夷らの俘囚が根付き遺したる 倭語にはあらぬ地名あちこち(再度虎杖玄武卿殿へ)
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例年いつもより涼しいでしょう?と 風鈴を揺らす水無月短夜みじかよの風
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今日もまた 梅雨つゆの合間の ウォーキング 頬なでる風 体突き抜けて
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お互いの 片想いへの 切なさを 唯一話せる 異性の友は
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にこいちと 求め、重ねたあの頃も 四十路の夢か 本を閉じよう
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犬と猫一緒に暮らすも無関係この関係は無の境地なり
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梅雨つゆの雲二重に三重に墨色の小さき切れ目に夕日が見えた
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幼き吾と父と 初のコースター 降りると泣き 困らせし思ひ出
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遠浅の海に竿振る父がゐて 世話焼く母はフライの仕度
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雨もよひ慈雨待ちわびたあぢさゐの小径でせなを押されてをりぬ
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微睡まどろみや 終に現る 殺し合い 武器を持つ手も 狼狽したり
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娘から 昨夜届いた プレゼント 孫が作りし 似顔絵嬉し
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