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古傷と思えど いまだ血は滲み 限りの日まで抱え怯える
2
赤子泣く声切なくて胸痛しねんねんころりおころりよ
7
血圧の薬が変わりよろしきはグレフルサワー避けなくてよき
5
まだ十時 まだ十時だって どうしてだ 誤字は増えるし スマホはころぶ
3
「そのへんを、走っておいで。意味なんかなくても、君は愛されてるよ。」
10
冷房で窓閉めきって暮らしてて虫の音などは聞き逃したり
14
虫の
音
(
ね
)
が いろいろ混ざる 八月の 終わり近づき 夏から秋へ
5
名刺入れ 書き入れ時か ふくらんで 名前と顔が あみだになった
4
推し様が 脱ぎすぎな件 予告なし 母の来訪 指先すべる
4
ふる里のふる里らしいとこ一つ蝉がたくさん鳴いてるところ
9
君はもう知ったのだろう この夏は嫉妬深くて寂しがり屋だ
4
たまには好きだとか率直にいっちゃおうかな アイニー ジュー すきなんていえず
2
ノンアルにノンカフェインにノンシュガー 今宵は何にときめき覚ゆ
6
水槽に閉じ込めておく愛じゃない自由に泳ぐ姿を見せて
4
人違い 掴んだ幸せ スルリ抜け 月を見上げて 君はいずこに
2
夏時雨 野原に立ちて 君を待つ 溶ける轍に 花柄と雨
3
煌々とたなびく雲の隙間より帰宅路照らし我を導く
6
ひび割れし土に踏ん張る稲に寄り 青きひと穂を掌に量るひと/水不足😢
21
おいしいな タリーズコーヒー おいしいな 成人したから コーヒー大好き
2
夕凪の
川面
(
かわも
)
に映る 街影の 様な形の 心の欠片
6
褒められることの少ない日々の中「歯磨き上手!」がじんわり嬉し /歯のケアで
23
「みずりん」の名前を捨てて本名で『広島ブルース』引っさげて来る /水野英明氏に
9
痛む手に黒いチョークが飛んでいた。白昼夢には、記憶が混ざる。
3
朝の街ぼくの足音だけがする 誰もいないと広すぎる空
28
地上波のニュース番組どれもみな
木鐸
(
ぼくたく
)
すてて犬笛を吹き
9
眠れない、焦がれるほどの熱帯夜。扇風機の羽、忙しない思考。
5
ところてん甘じょっぱいタレかける 名古屋人てばやっばり変な
6
ところてん酢醤油かけて食べるなら 酒の肴にそれはよろしい
13
顔彩
(
いろ
)
に無き 紫を作るに
手間取
(
てまど、
)
りて
描
(
えが、
)
けぬうちに
萎
(
しお
)
れし朝顔
25
バス待ちつ吐露し合ふ職場には口外できぬ同僚と
吾
(
あ
)
の愚痴
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