えん
2
2
投稿数
7
こっちだと 私を導く 手を取って 君は真夏の 太陽のごとし  
5
柔らかに 私を包む さやさやと 君は晩夏の 涼風のごとし
6
朝ぼらけ 列車は薄闇 貫いて 見知らぬ街は まだ夢の中
9
奥底の 果実が吸えぬ どうしても 氷は阻む 応戦虚しく
6
盂蘭盆の 祭りのともしび 連なりて 彼岸の貴方 此岸へいざな
7
夜をゆく 列車は車輪を 軋ませて 日々という名の 鎖解きつつ
9
目覚ましを かけずに寝覚め まどろみの 中にて見ゆる 君の夢
11