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忘却の青い彼方のひとすみに私懲りずにいていいかしら
10
かけなさい、そう言われたらどうします? 腰掛けるのか走り出すのか
4
列島ニュース 昨日干上がり今日溢れ 天を仰ぎて明日を祈りつ
21
雨の朝
水嚢
(
すいのう
)
作りやってみて二枚重ねは 必須と知れる
13
お祭りは今日じゃなかった、いやそもそもお祭りなんてなかったのかも
8
親友
(
とも
)
と見る これきりなのかと 思ひつつ 草のみ揺れて 最後の花火
21
五合目で一瞬見えし頂上や 雲より高き白い雪なし
9
午前五時 時計より先カミナリや 我れはどうする二度寝試す
7
歪む視界。水槽の中、揺らぐのは。溺れ沈んでた、追いかけた夢。
3
人の真似ばかりしてくる屑な奴自分の力で動いてみろよ
3
歌の世界、まわりだすほど夢溺れ。生かないように、落ちる紙とペン。
3
テラスから戻りニュースの冠水に寝ぼけが覚めど雨を聞く朝
22
生活の一部に今や溶け込みぬ 歌詠みは趣味の域を超へり
25
脇役が主役を喰らうドラマあり三十一文字の一、二個の助詞
8
助詞という視点で歌をたどる暮れ河野裕子が石を蹴る橋
11
フリーパス手首につよく巻きすぎた我と泣く子が開園を待つ
9
最悪の土砂降りの頃通勤路 雨と汗とでびしょ濡れの朝
14
この夏の最終楽章盛り上げるフォルテシモめくセミの合唱/題『終』
6
横浜の広い谷間にある川の側に住む吾も冠水案ず
17
今日俺のおごりと言った上長が最初にオーダーするかっぱ巻き/題『寿司(テーマ詠)』
7
average13.1のハートつく 二千二百の一会に感謝/たかが数字、されど数字…管理人さん、皆さんありがとう
13
うたかたのむすびたゆたふなみのまにみつとせわしきあさなゆうなに
9
デイケアに山の杖つく人ありて問へば遥かな槍の峰へと
28
三十七度名古屋栄の入道雲ビルの隙間にモクモク笑う
7
朝夕と 顔体流す 浴び湯かな 浴び過ぐして 削る危うし
7
湿原に 揺るるリンドウ朝露に 濡れし蕾や秋風の中
22
蜜絡む大学芋を作る手をじっと見つめた小二の九月
25
スマホ打つ 指に三毛猫 纏わりて 打つか撫でしか 思い煩う
14
秋深み 夜の長さを 増すごとに 時もゆるりと 過ぎよとぞ思う
8
雨やみて 光さしたる 庭先で 小さき白が 風にそよ吹く
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