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伏すごとに 思ひ浮かぶは いつも君 逢はぬ夜さへも ほころびにけり
9
我が身をば 君が抱きたる うきふしを つひのよまでも 敷かむとぞ期す
8
繰りかへし 逢瀬のたびに 重ねゆく 身も言の葉も ぬくきものかな
8
我がために ことを違へぬ おこなひと ぬくき言の葉 嬉しからまし
8
笑み揺らる深紅の薔薇が我が胸に灯りて温む晩秋の庭
26
サラサラと瀬音を纏いしゃがみ込む深渕へ見ゆ無数の魚影
24
木漏れ日の影も隠して忍び足深渕に見ゆ尺超え岩魚
24
イメージを象る「かたど」為にキャストしたルアーの軌跡魚へ向かう
17
富士山の初冠雪が例年と比べて遅く案ずる地球
22
花を愛で短歌に料理チャリに乗り一人上手を今日も楽しむ
24
先端の七つ蕾がみな開きピンクの薔薇は一つに見えり
22
青白のトレニア満ちて玄関の庇の下で我を待ちたり
24
ミックスのベジタブルだけ弁当で応える母へ白目剥く我
16
胸の中深紅の薔薇と歩み出す秋の道辺や我が身が灯る
19
お前さぁ 馬鹿は死んでも 治らない 人生一度 墓標前にて
6
もう少し 時間欲しいと 思ってる それなのについ スマホを触る
6
人の物預かる金庫頑丈を確かめざるは心得がたし/時事短歌
7
古きよき一般公衆浴場の 鬼若丸の化け鯉退治
13
湯上がりの秋風涼し縁側で コーヒー牛乳懐かしく飲む
14
東京の一人公衆浴場業 生活衛生同業組合
7
通院の疲れを包む雨音に
誘
(
いざな
)
われゆく
微睡
(
まどろ
)
み静か /夫の定期検査
28
田んぼ小屋 屋根の網目が ボロすぎて 濡れちまうよ オキニ私服が
3
よみがえる暗闇のなかシャガの花あの日の君よ光まといて
22
患いて長く留守せる
汝
(
な
)
の庭のたわわに実るぶどうを摘まむ
28
終
(
つい
)
の家 見つけし保護犬
(
きみ
)
の報告に 節酒の誓いはもろく崩し
7
どこまでも青い地球で平和だとよむ・かく・うたう 僕らはいきる
9
口つぐみ 仕事に専心していても 貴女の声に 堪えるわけなく
7
意思でなく おっさんの涙 無意識に 過去の何かが よみがえる夜/怖くて寝れぬ
16
外来
診
(
み
)
終へ医局で珈琲味はひつつ短歌を詠むは老医われの至福
14
注目の うたに掲載 未だなし 修行が足りぬ 修行はどこで?
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