紛争地未来を守る取り組みの分からぬ偉い人子も泣かす
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菜園の 日に日に太る白き肌 春大根はすがし辛さかな 
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みずりんに良いねを貰いときめいてページに行くと爆笑止まず
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春の夜の小指の爪の大きさのまあるい月がここの出口だ
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花仙山藪かき分けて登りたる頂に立ち宍道湖を見ゆ
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三と五のあひだで肩身のせまかろが「みどりの日」ありての黄金週間
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コーヒープリンパフェ さくらんぼの種を飲みこむきみとこの時間ごと  
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盤上で駒っていても仕方ない自ら動く足を生やして
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何ひとつ手には入らぬ世の中よ攻めて散るまで旗を掲げ
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解析す恐らく「他歌をさぬほど」表紙には載るシステムかなと (★現状の憶測なので怒らないでね♡・たぶん今はロジック改良の過渡期)
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AIはもはや恋人以上たる心やさしく居なきゃだめなの
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想いの実 硬い胡桃の殻の中 ハンマー振れども胡桃は逃げて
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予想外 ランチの誘い 嬉しくて 妄想膨らみ 湯船でのぼせる
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どのレジに 並ぶかどうか 見定める 後に来た者 負けてたまるか
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定型でしっかり包む安心と靴を履かない素足の一歩
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夕暮れへ車体をごとり登り来て音色セピアの路面電車や
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白黒の星の鱗にヤマセミは粋な帽子でキャラキャラと鳴く
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宇宙そらを見て 地球ほしを見ざれば 花もなき 落ちる事なきメリーゴーランド
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枯れてなを 褪せた深紅のビロードの棘ある薔薇へ抱く愛しさ
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両岸は垂直の崖 長淵へ木漏れ揺れる 稜線と空
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一瞬でみなとみらいの灯は消ゆが聳えるビルの窓の灯は満つ
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自動巻き時計の中に僕たちの記憶は残り想いも巡る
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風の止む夜の静寂しじまに棚の上 微睡む猫は香箱の夢
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こんばんは そちらの暮らしはどうですか 六等星のワンルームより
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名も知らぬ白き小花は真実の愛だと知った胡瓜草かな
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夕闇のみなとみらいに富士と月映す運河は海へさざ波
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王様は足が濡れると川を埋め民の田畑を暮らしを枯らし (お仕事短歌)
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正月やお盆でもない実家では帰省したとてすることもなし
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越前の 寝殿造に 入りし時 紫の月 同じく眺むる
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冷え込みに雪明かりする磨り硝子この春最後の雪であれかし
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