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かなかなと消へゆく風のビブラート 「また何処かで」は別れの言葉
3
通院は早く済んでも珍しく急いだツケの生あくびかな
16
既読無視。
悪夢
(
ゆめ
)
だと気付いた、「ごめんね」に。君は私を許すだろうか。
3
ドジャース ホームラン出た 一回で 見るのやめ 韓流もグズ
4
ちま猫ちゃん おといれすんで にゃあと鳴く おといれできたよ ほめてあぴーる
19
精米所 扉の前で 常連の 土鳩3羽と 新米を待つ
31
妙な風可愛らしくも滑稽なギターひとつのライク・ア・ヴァージン
9
浮き夢は事無き日々に幾たびも陽炎のごと見え隠れする
9
うちの孫きっと未来のスターだぞお遊戯会で鯛役こなす
12
星を消せ、憧れを否定するのなら。この世を照らす光は
虚像
(
うそ
)
か?
4
ぐるり森カード目当ての子どもらのゴールは同じ迷路でちがう
7
電線に 止まりしカラス 見下ろして 我が朝体操 怪訝に思ふ
10
総菜をさらに炒めてふるまって瓶のビールと栓抜き持って
6
悲しみを抱え旅に出てその重さ また持ち帰る猛暑の夏に
8
私ずっと誰かといたの 自由な朝に 手を伸ばす
(
そら
)
青空
5
通り雨ビニール傘越し香り立つ君の
項
(
うなじ
)
が眩しく揺れる
24
頭上に炸裂す雷電千発か 台風一過のゲリラ豪雨
4
無意識に戦い続け負けを知る 猛暑に勝てる猛者になりたい
5
善悪の彼岸を跨ぎ
易々
(
やすやす
)
と無人店舗のオクラは盗られ
13
壊れゆくことを知りつつこの胸に言へぬ言の葉 春は満ちたり
21
完熟の桃を盗みて
鬻
(
ひさ
)
ぎおり彼らも生きる 違う宇宙に
9
倒伏
(
とうふく
)
す稲に雀の群れありて人の嘆きを知らず囀る
21
完全な平行線が交わった 思ったよりも柔らかいから
12
硝子越し 光る望月 散る明かり 寝転がり見る 夏の宵闇
9
みとせ逝きここに始まるわが生や古希の向こうのじじわらし見ゆ
6
気紛れな性格をも 振り向かせる «ちゅ~る»は究極のコミュ
力
(
りょく
)
ぞ
22
みせどころ などない文を 打ち込めば 誤字まで褒める 仕事熱心
7
生き様に起承転結あるならば今の私は三段目なり
7
咲いた花 種を付けたら役目終え いやまだまだだ 芽を出すまでぞ
6
プーサンの雲を浮かべる高原の湯船に揺れる影と遊びぬ
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