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短歌という言語を使うこの僕の 翻訳できぬ 嘘と真
7
母親が下剤毎日飲みたがる菓子と違うと諭すと怒る
24
愚かなる人の育てし禿鷹に食い荒らされし国は悲しも
14
きみとぼくを結ぶ直線は唯一つに定まる(ただし今を除いて)
2
質問の 前置き長く 株総の 議長 への字の口を開きぬ /某社株主総会
12
かたつむり わが家を捨てて さすらいの 旅を続けて なめくじとなる
12
主治医がドレッドヘアで、日傘をささずに歩いて、ラーメンを食べて、
3
落ち込みて それのみ思考離れずに 情景を詠む思考も止まり
25
ジリジリと焦げる夏の日アスファルト蝉の抜け殻ゴロリ転がる
7
だんだんとものみなすべて縁かな歳を取るのも悪くないかも
10
ポケットは未確認です洗濯機 鳴門海峡ティッシュの浮かぶ
12
幹の人しげる緑を輝かせ 逸る新芽に力を与えん /長友へ
6
停電を笑う子らの目合わさりて「明日みんなに自慢しようね」
14
ボックスの証明写真初利用 緊張をした顔が出てきた
14
割れガラスビルの谷間の盛り場のバーのドアには落書きの跡
8
ふわふわと空舞い上がる風船を追いかけ笑う子らの楽しさ
9
様々な浮き沈みある世なれども我の幸とは如何にと思う
6
旅に出て青草の上寝転べば空の彼方に鳥一羽飛ぶ
13
根拠無く「大丈夫だろ」思いつつ要警戒の野分け挟み撃ち
20
梅雨晴れに 我寿ぎて 束の間の 日差し眩しく 背伸びしてみる
9
うすみどり笑顔を中に閉じ込めて熟成の味そら豆と父
14
ねるときに そっと足元に寄り添うの ねことわたしの しあわせじかん
18
見てごらん おたまじゃくしは蛙の子 車の孫ではないね 自転車/道交法に疑問
9
空をゆく影を求めて図書館の棚をたどりぬ鳶はおらずて
3
この先は 医者以外見ない傷あとと もてあます熱 ひいていく潮
6
ひまわりよきょうは待つ日であす会う日早くまわってあしたになあれ
18
「迷ふ」とは「目・酔ふ」と知る朝まだき 『悲しくてやりきれない』の流る
12
麦畑と田植え間近かの水田とソーラーパネルひとつ車窓に
15
国旗ってどこまでなのか考える弁当箱に梅干し一つ
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狂い咲く桃色の薔薇見過ごして アリスの病 患いし君
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