夏盛り 通り雨過ぎ 陽炎が ゆらゆら昇り 青葉きらきら 輝きて しずく滴り 露と消えゆき やるせなさ 手の平にしずく掬いて きらきら転げ  夏は来ぬ
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国原くにはらの 朝けのにほひ 夏忘る よろずのそがひ たに夢
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雪霜の よりしも宵の 金打かねうちの がく秘す花香の 月冴えすすきの
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水やりで萎え葉がシャンと張り苗は元気と言えば君も微笑む
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他歌人の恋歌「れんか」に我と似る文へ一途な声が届く小夜かな
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孫の名と 愛猫の名が 同じとは 偶然重なり 縁を感じて
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一歳の 孫が好物 ポテト持ち おすまし笑顔 周囲も笑顔
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一斉に朝陽へ向かう百鉢の花も知りたる我の微笑み
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花の種「しゅ」を合わせ生み出す美の花に照らす未知なる遺伝の操作
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伝線してる宇宙のほつれを縫いなおす それが愛なのか分からなくても
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花の名を何度も歌い世話もした開花で残る確かな記憶
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絶好の曇り空なる今日の朝 こういう時こそ屋外プール
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呆れ顔している空の父母に百鉢全部育てると言ふ
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暑すぎて中空で墜ち地へ帰る蚊は鉢植えの墓標となりぬ
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冷房の風にオイルの減り早むジッポーに聞く寒くは無いか
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大切な 貴女にもらう ウイスキー 静かな夜に 一人味わう
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サルビアのコクネシアとふ名に反し花はピンクの天使が満ちる
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密集の蕾の茎が伸び赤き妖精の舞うサルビア貰ふ
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桃太郎に角を折られた赤鬼が語り部となる平和記念館
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何もかも桃太郎軍に奪われてあわれ鬼さんふんどし一つ
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今日は雨 早起きしてもこうべたれ 撫でて立ち去るひまわり畑
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雨の日は屋内に変え種とるも湿気を含みひまわり不機嫌
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わがからだ警戒アラート発令中様子をみるか行動するか
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会えるから 会わなくていい ぞんざいに生きてるだけで 進化する人類
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明日からかわると言っていたきみの明日は来ない わたしが今から
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「信じる」と能動態で言うきみに見つめられたら星もたじろぐ
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何処どこからか 迷いしインコ 柵の上 差し伸べる手に乗り吾見上げ
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雨去らば 余熱をいだく夜がぬ 冷房とお別れできぬ初秋
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切り過ぎた 前髪いじり 顔認証 きょうも正しく わたしを通す
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微笑んで安心してね一緒に行こうダメでもいいの弱くていいの
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