戻れない写せもしない駄歌ばかりバックアップの価値などないぜ
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膨大な時が歌へと溶けていく僕は宇宙の遠い親戚
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夜の風 震える体で空見上げ 目の合うような朧月
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異国語の 響きのような モリオカに 薫る皐月の 風かけぬける「緑の街に舞い降りて」
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ボサノバのリズム刻んで階段でターンし過ぎてまたも階段
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泥棒の 侵入するを 待っている 打ちのめしても われ無罪なり (※)そう思いたくもなる
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三日月の 谷の小道に 茅葺の 旧家を守る カラタチの花
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輪のトマト 千切り玉子 水芋と 胡瓜に鴨の 蕎麦の涼しや
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闇になお 示したりける 言葉あり 緩き風には そっと身を寄せ
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木漏れ日の星々と似る揺らめきの楓の落ち葉一つを拾ふ
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木漏れ日に桃の消えなば花のあか 吾にも萌黄もえぎぞ春を貫き
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オートバイバックミラーに夕暮れの海岸線と揺れる江ノ島 
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街道の先の輝月は薄青の空に浮かんで街を見守り
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喫煙所 無の顔で煙を吸い込む人にも煌めく時間はあって
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満々と水をたたえた四万十の沈下橋潜り屋根舟がゆく
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千載ちとせ経ど 恋路こひぢに惑ふ 心地こそ 昔も今も 変わらざりけれ
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甘ったるい片思いで済む筈だった気づけば囲われ出口はいずこ
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眠たいね やりたいことが たくさんで 寝たくないけど 起きてられない
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金満を 葬る武器は 安価なり 「Nuclear Weapon」 核兵器とか もう忘れたか
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師の聞きし毛氈苔の吐息など湿原いく度たずねたならば
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水たまり探して踊る我々は水に生まれた生物だから
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寂しさを 舫綱もやいに変えて 高波も つながりて行く 二隻の舟は 「二隻の舟」
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手をつなぎ排水溝をジャンプするそんな元気が意外とあった
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安息をまあるい箱に入れておく桃もう一度望み通りに
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歌うこと好きなんだって takataのルール変わっても一度思う
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はずれゐて 太鼓の音の微かなり くらやみ祭りに 夏の始まる
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日本国 第二のコロナに備えたし 致死率高い 「ハンタウィルス」(※)人種交流と気候変動が感染症を拡げる。 変異すれば怖い
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不意に意思持ちたる寝癖SOソー CUTEキュート惰性がボブに昇格した日
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二、三羽の水鳥みずとりやすむ池静か深い空虚に吾のみが立つ
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葬式で 実はいい人 だったとか 絶対言うなよ 恥ずかしいから
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