暗闇の 耳の内なる 音なれど 遠く貫き 宇宙のたもと
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夕暮れの帰路で教わる「ベアウチフル」 役に立つのはちょっと先の事
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水無月と呼ぶには水が有り余る 呟く彼女の目にも水膜
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きみが詠む うたかたの歌に似て 静かに染み入る水無月の雨
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ああ華よ 僕が君の手を握れたなら その日から短歌など詠めはしない
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値段よりカロリー・脂質を見留める目  嫌な大人になってしまった
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独り身に 滋味を与えし コンビニも 成し遂げられぬ 老老介護
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国を超え 宗教超えて 和解せよ 此処に届けし モーゼの十戒
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スポーツで 統制したる 世界など 大嫌いだよ 悪魔光りて
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和歌詠みて 承認欲求 満たすさが 空気読めぬと 笑はば笑へ
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かねあらば 買ひたき本も 多けれど 青空のに 遊ぶ日々なり
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さあばるの 心の色に 癒やさるる よくぞおたくに 生まれたりける(平成?年)
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白花のフェアリースター日日草挿し穂の鉢に銀河を待ちぬ
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日日草星白花をカゴに乗せペダル漕ぐたび願い膨らみ
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かつ丼とラーメン食べた吾の声は峠の上で自転車と消ゆ
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目の前の子猿の無垢な目を抱き劔の天に立てた日褪せず
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雷鳥の親子が遊び仰ぎ見る劔の天へ足取り軽く
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起きて見る寝ても見る夢一歩ずつ近寄り掴み開く笑みかな
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種まきと挿し穂が増えて花園を守る農夫になりし夢見る
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恋人がいる君 ものわかりのいい僕 盗んでく 君の香りを
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挿し穂たち三十鉢に育成のライトを点けど小夜にまた見む
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ラジオから 聞こえる声を 楽しみに 映像のない 世界の魅力
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緩やかな坂に喘いだ日を消さず長き旅路のペダル踏み込む
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捨てようと 毛まみれマット よけたのに 私のものと 匂いをこする
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毛だらけの マットを外し 振り向けば 緑の瞳の 圧にたじろぐ
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揚げ茄子の皮剥き揃え白出汁と鰹節乗せ映ゆるさ緑
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道沿いの家無くなって街灯が取り払われて真っ暗な夜
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月を見て 互いを想う 夜がある 三日月が見守る 幸せな時
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「鉄道のダイヤがいいから『いい天気』」なんて言わずに空を見上げて
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敷きパッド起こせばダイヤのが舞った価値はどうでも掃除機が吸う
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