真夜中に三本足のリカちゃんと呟いてごらんほらもう来てる
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草刈りを雑に済ませてただ詫びる瞼の母の無言の献身
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連休やすみ明け 残りご飯に卵かけ 緩く平和な昼餉戻りぬ
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のLINEショウジョウバカマいわかがみタムシバ等々やまの花々
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何気ない 君からのそのメッセージ 僕の口にリピートする日々
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飲み込んだひかりを夜に盗まれないようにしっかり隠してなさい
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薫風になびく前髪 颯爽さっそうと歩む ワイシャツ姿の青年
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幸せになれないレッテルをぺたぺた 爪の間に残る粘着
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休み明け月つとめ前PMSのことです二重苦で吾のカラダは鉛のようで
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自分は叩いて愉快と笑う 叩かれたらば酷いと「イジワル」叫ぶ/都々逸
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空を見て「綺麗」と言える今日の日を 明日も無事に迎えるように
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肉まんと睨めっこして思い出す 君の香りの二十六番
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僕の伯母化粧が下手でいつ見ても気の毒だけどオバケショーです
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ビックバンもビブラートだよ 手を取ってきみと水溜まりに入る、故意
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炭酸を飲む時よぎる被虐心 喉元通る痛み味わう
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プレステが最後に吐いた虹色のノイズのうえを走る桃鉄
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燃え盛る承認欲を止めるため強めのWAFを処方しますね
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物憂げな空き缶ひとつと車止めそれは小さな小さな廃墟
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目に見えて 進行してる 難民化 円安株高 格差の果てに
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七〇年以上も前のいたずらをふと思い出し恥ずかしくなり
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せめぎ合う咆哮のこし子は妻と学校行けり けふは夏日だ
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ひとあしが砂漠さまよふ人のやう塩入れてから卵を混ぜる
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きのふまでの元気はどこへ行き渋りどこの家でもおなじと聞けど
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途中から雨と濃霧で頂きの十度が寒い恋し温もり
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ボリュームを少し上げてと言いづらい言えば補聴器使えと言われ(補聴器は持ってません)
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コッヘルの蓋の酒杯が反省と焚火に揺れて効く深山かな
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ウイルスと呼んでくれても構わない感染しない保証はないから
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ヒーラーはヒューラーが好き「ラ〜ッ!」が好きヒールな側で比喩と戯れたい
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南陵のピークに立ちて地で光るレンズが星となりて帰還す
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漫才のボケのつもりで言い返し認知症かと勘違いされ
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