悪いクセ諸行無常を詠んだはずなのにコミック風味になるよ
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まるごとのセロリをすこしずつかじる 夏の木管楽器みたいに
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こんなにも大きな石碑その裏で蝉の亡骸からあげである
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ただいまとオートマチック突きつけるブロンソンからイーストウッドへ(字余り)
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道端に缶を置き去る若き子に重ねる我の若気の至り
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お隣のピアノ騒音「JASRCを呼ぶぞ!」と言ったらすぐ収まった
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夏に咲く桜のようなあの花の名前をいつも思い出せない
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むらぎもの心のケアにハチワレの ソフトさすまた「何とかなれー!」
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地獄にも自分の居場所があったならエアコン効いた天国よりいい
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メゾフォルテ奏でよ雨の遠蛙 眠りにつきし街のルフラン
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黄昏に鯔の寝返り汽水域 銀のうろくづ夕日に晒し
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秋天へ鳶の滑翔伊良湖岬 恋路が浜に寄せる波音
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ことづてを螺鈿(らでん)の翅へ銀やんま あの日見上げし宙をめざして  
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薄曇り 波穏やかな朝の海 ゴールデンレトリバー 泳げ泳げ
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屋根高く上げたテラスに腰痛を気にせず花へ微笑み歩む
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ゆかにコロン てってもあんよも なげだして うとうとしてる ねこリラックス
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夏から秋 行ったり来たり居場所変え 愛猫きみも感じる季節の移ろい
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寝てる間に何か有ったと分かるよな緊迫感のラジオにドキリ
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ガーネット買ったおまけに秋に咲く三種の苗が届き幸かな
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空蝉や術なき長夜に鳴きたれどしかとあらぬ満ちた月には
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寝ぐせ髪木工ボンドを付け照かる子の日の我で君と爆笑
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暑かった 最高気温 二十八度 あの頃の夏 おもいだして
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ひとひらの花を待つごと佇めば風のみ過ぎて歩み始める
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台風も秋前線も去年とは動きが違い苦笑の初秋
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稚魚岩魚 山女魚模様が在り渓の過酷さに揺る子孫の未来
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お彼岸の茄子と胡瓜の馬の子に父母乗った如く窪みぬ
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炊く米の香りに祖母のうんめぇぞたんと食べれを一人噛む夜
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春色のピンクの花が満開で秋夜を揺らすゼラニウムかな
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若造に抜かれまいとて力泳し くたくたになる男の意地で
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暑くとも秋の気配を探しつつ 第九のチケット我は手に入れ
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