お茶をする気力すこしく戻りたり(母が)甘酒甘酒言ふので甘酒
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言いそびれ 掃き集めてた 言の葉が いま歌となり 空へとリリース
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何となく心がぱっとしなくって リップモンスター買っちゃおうかな
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偶に来る息子の指摘的を射て成長した分我は老けゆく
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長年の深き尊敬も いらぬ一言で完全終了 さようなら
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春だから 断捨離に模様替え SNSでも新しい風入れる
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道端の可憐な花に目を奪われ春の散歩は長くなりけり
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知らぬ間に山茱萸さんしゅゆ辛夷こぶし咲いてます雪解け流る川音聴いて
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春の海東に向かう船ひとり杭に繋がれ沖に出られぬ
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イヤホンを半分こして聴いていた曲の言葉が刺さる夜明けに
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謝罪するときの気持ちはソーリーオブザイヤー2025
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面白きことも無き世は昔から 面白くするのが生き様よ
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一年に一歳 無事に生きられた数が 増えれば 増える幸せ
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貴方は求める浪花節 他人に求めるコンプラ節
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目覚しをかけない私へ贈り物 隣室からの5時半の目覚し
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冷や飯にカップ麺汁かけためし こんなものかな物価高の世
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夜桜とピザに舞い散る花びらと可愛く笑う可愛い部下たち
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片付けた 部屋の無機質さに 自分の中の 空虚さを見た気がして
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ビアカクテル用に甘夏オレンジ野菜生活を 割ると美味いと一昨年気づいた(春夏の柑橘・期間限定ものが良き)
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桜咲き 赤いポストに 恩師宛 変わらぬ報告 お元気願い
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死んだこと一度もないから心配だうまくやれるか笑われないかと
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遠くまで行くことはなし、ほらそこで花見ができる桜満開
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仏壇に団子供えてわれ義父と子の話する月命日
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チビ猫のために 寝るとき冬パジャマ ちと暑いけど 抱っこが至福
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あご乗せは りらっくすしてる すがただよ ねことしてはね かいてき快適なのよ
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キミノココロ 万年雪がのこってる 春よ閉じ込めてしまわないでね
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その染みはお食事なのかもしかしてお通じなのか先ずは洗濯
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氷見の浜 打ち上げられし芥にも 白々光る甲烏賊の骨
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蒲公英たんぽぽの黄色が並ぶ良き道は何てこと無い校庭沿いの
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AIAIと騒がしく啼くデジタル世身置く場所無くウロウロ探す
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