暴れん坊トランプさんご苦労さまこの平穏の続かんことを
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久々に 故郷ホームに戻り 身に染みる 汽車も電車も 値上げやむなし
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好きなラーメン屋もう行かない、snsにアップするのどうでもいいよ
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人里の轍踏み分け鳴く熊の声聞くときぞ山は悲しく
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カフェオレを片手に 蒼空見上げたる 十八夜の月 ぽっかり浮かぶ
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チビ猫は ゆっくり・ゆったり まいぺーす ときには みならわなければ ニャらぬ
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今朝やっと ひき肉のオムレツ できました 昨日できなかった 今日はできたよ
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あさおきて ちま猫ちゃんの おでこにチュ😽 きょうは くもりかな あさは ねむいね
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バーナーを消すんじゃないよ膨らんだ心は仮だ今に落ちるぞ
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朝風が 冷たくなりし 神無月 半ば過ぎれば 寝間着も厚く
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ボート池 舟は浮かべど人居らず冬鴨来ぬかとアメンボ遊び
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移ろわぬ ものなど無しと 知りながら 心の置き方 わからずにいる
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バタバタが 通り過ぎて 遊歩道 どこまで行こか まだまだイケる     
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寝る起きる寝る起きる寝る起きる寝る起きる朝日があと何回も
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冷え込みぬ夜風 秋深まり感ず 寝室の窓 おもむろに閉ず
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股関節硬いわたしはサーカスの中のヒトにはなれそうもない
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「秋の陽の釣瓶落とし」が身に痛し医師募集欄の年齢制限
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ばあさんの笑顔のような秋桜よ跡地は知らぬ子らに秋風
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「さあみんなも歌って」とか言わないであなたの声を聞きに来たのに
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仲秋の 名月見んとお供への 里芋掘りし秋の夕暮れ 
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僕たちは ひとりひとりが 個性オリジナル この世に生を 受けた瞬間ときから
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過去作を検索するとドンピシャで出てきたりする基準は謎で
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空白の 四隅がずっと翳ってて 視野が狭くて コケたりもする
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レジ前で落とした十円気づかずに 去ろうとする爺 追いかける義理
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あの日目に焼き付けた君剥がせずに瞳を閉じて冬を迎える
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哀しみを 数えてるうち いくつだか 忘れてしまう ほどの哀しさ
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好きという 自分の気持ち がまずあって 好かれることは 割とどうでも
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愛情はすでに移行し立ち枯れる私の明日にあなたはいらぬ
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年下の 友人達に 飯奢る 誘ってないのに 群がるハイエナ
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言の葉も思いも尽きて殘るのは そこにあなたがいたということ
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