謙遜に 己の弱さ 知る時に やっと賢く 争い鎮め
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キミがいてくれるのならば大丈夫 鞄につけたパンのお守り
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大抵は 年を取るほど 頑なに 扱いづらく なってゆくもの
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自らを 賢い者と 思う時 争い絶えず 知識が凶器
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愛よりも 優しさよりも 人間を 幸福にする 気持ちを知らず
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生き甲斐は あって様々 如何様に 生きていこうと 自己の責任
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肉体と 魂という 選択を 迫る質問 回答困る
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人生の 夢や理想が 朽ち落ちて 命があれば 挽回できる
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世の中に 地震 争い なかりせば 少しは心も のどけからまし
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「にわか雪」予報飛び込む冷えそうだ七草粥であったまりませ
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神のみぞ知る最大に迫らんと、無意識のうち比べあうのか。
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どうしても世界は絶対の尺度を持てずそうして進化していく。
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朝ごはん 富士山望むリビングに ちょっと優雅な気分に浸りて
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いよいよに小さなアパート二人だけ 新婚生活戻ったようで
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来年は我等 が干支のひつじ歳少し早いが賀状の文案を練る
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七草の値段にひるみ横にあるカット野菜で済ますものぐさ
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言えますよ春の七草すらすらと秋の七草 はてススキとか
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腹巻きして眠りましょうか ねこ連れて 外気温3℃ あったかくしよ
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切り替えは大事だよって カフェオレが しかし下腹部ずーんと重い
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WeがIになっちゃう日が怖くて 共通点だけLINEする日々  
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八時だよ登校促す母の声どこも同じと胸撫で下ろす
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大腸に酒の残滓が居残りて 仕事始めは低空飛行
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軒先に一人佇むエアロバイクそっと淋しく回収を待つ
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友に似た高校生にふりかえるお下げの頃にもどるふるさと
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お月さま受験の子らを見守ってカゼひかぬよに雪降らぬよに
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今さらに夏らしいことしたくなり 凍てつく銀の六花を思う
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修行です「それを言っちゃあおしまい」の言葉をごくり今日も飲み込む
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星影を目隠しす如 膨らみぬ 雪催ゆきもひの雲 寒夜かんやを覆ふ
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あと五分 まどろむ時間 恋しくて 夢とうつつを 行き来する朝
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杖つきて道を譲れば笑みこぼれ顔あげ仰ぐ初春の空
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