サヨナラと 隣の短歌に手を振って 私はゆらゆら ただよい進む
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君の目に  映る満月  想ふ夜  注ぐひかりの  なんと優しき
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つむいでも 左へ流れ薄れて 無数の短歌の 輝きはどこ
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幾層に 衣重ねる 雲なれど 人の心は 十二単じゅうにひとえ
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虫の音も 月に出会わぬ 晦日なり 連なる雲に わが身預ける
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きみはおおかみなの? 安らかに眠れ、月はなくなるから
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からっぽを戻って返す。虚無voidになる。形が違うと、エラーを起こす。
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言い訳を検索してる 今日もまた「ごめんなさい」を言えずに消えた
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真夜に覚め高らかなりし虫の音へ風情を超えて 安眠妨害
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何度でも くり返しては 練習し 大概のこと 出来るようなる
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あなた似の誰かじゃなくて本物の手を握ったら海へ駆け出す
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いつまでも次の季節を楽しみに待ってしまうの終わらない恋
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小豆炊きおはぎをつくる葉月末 亡母ははの味恋ふ弟たちに
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悲しみに 打ちひしがれても 歪まぬ目 凪いだ水面に 投げた石ころ
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頑なに 体温拒む 殻を剥く 君の言葉は 器用な指先
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音沙汰の無くなった父を思い出し祖母が騙るあの人のこと
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きみという五線譜の上でひときわ華麗な音になりたいのです
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8月と 9月の音が 入り交じり 縦か横かな 右往左往す
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SNS絶って身軽になった日にあなたと始める交換日記
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夏休み早めにドリル終わらせて八月末だけ人気者だった
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初めての一人帰省は乗り違え切符を落とし早寝の鼾
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東京で ランチは マグロ二色丼 気合いを入れて 一気にかき込む
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夏の夜に 子らと笑顔で 花火して 親は息抜き 二学期向かえ
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夏休み 最後の日曜 思い出を 子らと親達 花火で過ごす
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本当は好きだった気もするんです 眩しさなんて許せるくらい
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スーパーでアクエリアスの安売りはもうすぐ夏の終りの合図か
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なつくさや弱きものの夢のあと施餓鬼の回向たがため也
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夏は「もう、帰る」と言った 「どこへ?」とは聞けぬ私を揶揄うように
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プール後の眠気の中でも輝いていました 塩素で髪色淡く
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わかりあうことなどできぬひとたちの 善意の誤解に我は生かされ
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