鷺草
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幼気な春の魔女たちたんぽぽの杖を回して笑顔振りまく
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貴方への想いは確かに愛だった、恋と見紛い壊れた友愛
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眠るのも怖くはないね、この蜜が悪夢を溶かすお薬ならば
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屍の周りに花を添える手の数だけきっと愛されていた
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一面に白き寂寞降り注ぐ庭にくれない差す寒椿
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わけもなく 重い心と傍らの 綿抱きかかえ 見る白昼夢
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店頭に並ぶ100円商品で四季の移ろい感じる近年
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鏡越し眠そうな目と睨めっ子よれたラインに舌打ち一つ
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恋文は 可燃性でも 恋心 不燃性なの 焼いても 残るの
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君の身に絶えず降れよ幸せが流星群のように静かに
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ひたひたと自己憐憫に浸りつつ小松菜茹でるお浸し食べる
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ヤギだって苦くて食わない渡せずに終わったカバンの奥の紙屑
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大好きな貴方に贈る竜胆に込めた想いは仄暗い欲
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ぬくぬくの布団にくるまり「あと五分…」 華麗に遅刻かますフラグ
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温い風、肌灼く日差し、蝉時雨 ぼんやり歩く真夏の街路
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すぐ切れる縁に愁嘆 その糸を手放したのは自分の癖に
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飲み込んだ想いが弾けてしまうから触らないで優しくしないで
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もふもふとふわふわだけを摂取したい 現実なんて見ないふりしたい
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アップルパイバーを齧る今は冬。美味しいものはいつでもおいしい
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