Utakata
登録
Login
サイトのご案内
美月みん
フォロー
47
フォロワー
48
投稿数
292
短歌に出逢い、言葉を紡ぐことがとても楽しく美しいことだと知りました。
私にとって歌を詠むことは「心の浄化」です。
1
2
3
4
5
…
次 ›
最後 »
母の背を追ひ越し時ぞ面映ゆく惜しめど戻らぬ温き眼差し
15
君のため皮ごと煮込む無花果の真紅に出でて匙を染めゆく
18
新米の栗のご飯を炊く背中、秋一番の母の手仕事
29
猫の目のようだと怒る君だって雨天決行!長靴持ち出す
21
石けんのほのかな香り新米くん仕事もキレイな職人気質
19
傘たたみ銀杏並木の歩道橋 スマホの画面に虹を描きて
23
「淋しい」を集めて雨に乗せたならミの
♭
(
フラット
)
を奏でるだろう
20
腕枕ラケット振りし君の手よ時計の跡に夏を返して
14
朝湯浴びビールサーバー注ぐきみの滑らかなる腕ひと筋の汗
14
湯気の先二度頷きて笑み零れ天津チャーハンで仲なおり
14
ふみちゃんの母さんの味ちらし寿司。酢蓮の手間を今に知りたる
17
味噌少々母から受け継ぐ隠し味きみ得意げに襞をつけおり
19
ホルモンや滴る脂は炭に爆ぜ食わず嫌いを君に詫びます
16
オムライス君から初めてリクエスト名前描こうか迷うも嬉し
25
ふたりぶん茹で過ぎた麺「ごめんね」も明太に添うスパイスとなる
16
手のひらに淡く染まった撫子は満ちゆく月の残した香り
16
秋雨に君と逢わない日が続きピアスの穴も塞がるだろう
21
ひとりをり熟れたる桃のうぶ毛撫で沈む指先果汁を湛む
21
包
(
くる
)
まれて夢見ごこちに懐かしの朱く染まりぬチキンライスよ
14
栗を剥く母の背中の小さきに声かけられず十三の秋
23
海の声。夏の残像夕立に君は前髪濡らして俯く
14
雨宿り相客のきみ尾も濡れてふわり目が合うぼっち同士ね
21
香を放つ盛りを過ぎし桃ひとつ沈む指先果汁を湛む
18
鳴き声で君だとわかる 角の先、尻尾を揺らしてちょこんと座る
23
日輪の大地を蹴って踏みしめて命の鼓動、脈々と繋ぐ
23
ふるさとの稲穂を撫でる涼風に今日こそ生きむ九月朔日
23
白檀の香りを纏い手を合わす涙ひとつぶ孝行なれと
24
通り雨ビニール傘越し香り立つ君の
項
(
うなじ
)
が眩しく揺れる
24
引き出しに推敲重ねた恋文は八十円の切手そのまま
32
蜜絡む大学芋を作る手をじっと見つめた小二の九月
25
1
2
3
4
5
…
次 ›
最後 »