Utakata
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美月みん
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初心者です。
短歌に出逢い、言葉を紡ぐことがとても楽しく美しいことだと知りました。
私にとって歌を詠むことは「心の浄化」です。
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母の縫う赤いかばんに飛ぶ音符スキップ弾む稽古の初日
31
カフェを出て傘を開いたその時に蓋を閉じてた終わりに気づく
23
夕立に夏を分けゆく交差点 滲んで流れた信号のあか
25
放課後に地球を守る秘密基地シーツを透かす
トーチ
(
懐中電灯
)
の明かり
20
胃薬がお守りになる低気圧赤いブーツで水溜まり蹴る
26
ピカチュウも向日葵畑も黄昏も黄色い絵の具に君が足りない
23
瑠璃色の涙をくださいひと粒が泉となって大河に還る
23
幾千の西へと沈む涙こそ百合の花弁に結ぶ朝露
24
懐の明かりで灯す宝地図シーツのテントは秘密の基地へ
20
夕映えの昇降口に影ひとつ遠き足音きみと気づきぬ
21
編みかけの君のセーター咳ひとつ解かぬままに春を追い越し
26
夕暮れに青きセロリを箸にとる君が摘んだ瑞々しき初夏
22
サイフォンのコーヒーが沸く間だけ人待ち顔で時計見ないで
19
迷い子のきみを描きて深夜二時パレットにない愛しさの色
24
編みかけに冬を恋しく咳ひとつきみのセーター解かぬままに
21
串カツも花火の夜もTシャツも溢るる涙で蓋を閉じらむ
20
庭なりのローストトマトの瑞々し嬉しい誤算、夏の夕餉は
25
今更に満月の度きみ想う「月が綺麗」と言ったあのきみ/夏目漱石的な「ILoveYou」
18
迷い子か桜の実摘む椋鳥の嘴ひとつも朝日に溶けて
26
絡む指最後の夏と水郷の花火見あげる横顔に知る
25
みなみかぜ木漏れ日に揺るすずらんの白くささやく夏の気配を
29
指触るる戻れぬ夏のあることを花火見あげる横顔に知る
30
紫陽花の蕾を青く染め
初
(
そ
)
むる淡く陰りてひと雨を呼ぶ
36
春歌ふあなたがくれたカレンダー黒ねこ眠る四月
捲
(
めく
)
らず
30
カタクリの花びらに染むギフテフよ初夏の別れは永遠となり/ギフテフ:幻の蝶
23
ほろ酔いに影のふたつは重なりて月の灯りを地図として読む
30
始発待つ白線に染むひとひらの雪なお白く朝を分かちぬ
30
小窓しか開けてもらえぬ恋なればすみれの香こそ残してゆかむ
34
絵日記のまあるい夏がくれたもの日焼けと青いビー玉ふたつ
28
ブラックの苦味覚へし夏の来る片方だけの揃ひのカップと
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