美月みん
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初心者です。
短歌に出逢い、言葉を紡ぐことがとても楽しく美しいことだと知りました。
私にとって歌を詠むことは「心の浄化」です。

勝つまいと「パ・イ・ナ・ツ・プ・ル」を繰り返しグーを出さない影踏まぬよう
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夜空咲き高鳴る鼓動の重なれば光る横顔ただ追ふばかり/花火大会の夜に
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初夏つまむ君の箸先見つめをりセロリのあおさに気づく夕暮れ
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藤散れば完了形の「愛せり」と知りて気づける高三の夏/サ行変格活用と。
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紫陽花よ母の愛せしつぼみたちのぞく紫あさひを待てり
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薫風の八東川はっとうがわを鯉渡し水の匂ひに聴く夏便り
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散りゆくに父の米寿を祝はむと亡き面影に酌む朱の盃
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憂鬱も紅茶に溶かし浮かべれば満ちる夕陽の色に染まらむ
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藤を見る高三の日の夕暮れは数式を解く学食の窓
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五月雨に躑躅つつじの揺るる窓外も君に浸りし想ひでのいろ
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流れ星よ 悲しみ色の西の空 東の空では希望の待てり
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カラタチの棘に刺されし傷ひとつ きみを失くせる心の真ん中
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青々しき空の真珠よ アザミ咲く初夏待ちわびて穀雨とならむ
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縁側でつに髪結ふ母が手の刻まれし皺 幾春越えて
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日は暮れて留守を守れるオレンジの デスクライトはグラスを透かす
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白くなく甘くもなくて温かい君との会話に加える砂糖
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さよならとシロツメクサと旅をするきみを 許せる葉風のあお
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夕陽さす昇降口ふと立ち止まり 微かな足音おとにきみと気づけり
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早天の薔薇の棘こそ緑濃し朝露浴びていよいよ尖る
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エンドウヤハズエンドウと寄り添ひ咲ける一輪の オランダアヤメに母を見つけし
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半夜雨の最後の既読「おやすみ。」が何度も何度も淡く滲んで
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蓮の白 錦糸に海老の紅はねて友を寿ことほぐ母の膳かな
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終電に残した想ひを迎へにと素足で翔ける金星の端
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アネモネの種の息づく夜明けには紫一輪立つ石段の端
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君といた春そそぐ海ふかみどり 炭酸水と後悔で割る
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朝仕事 糠まみれ炊く筍よ母の好物今さらに知る
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通りあめ真白きシャツはシャボンの香 きみを抱きしむ夏の匂ひと
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紫を朝日に染むるアネモネよ 石段のに凛として立つ
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君の居ぬ右側慣れぬ夕暮れにオレンジ染まる影のひと筋
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アネモネに「儚き恋」の花言葉 紅雨のしずく花弁ゆらす
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