Utakata
登録
Login
サイトのご案内
美月みん
フォロー
47
フォロワー
46
投稿数
262
短歌に出逢い、言葉を紡ぐことがとても楽しく美しいことだと知りました。
私にとって歌を詠むことは「心の浄化」です。
« 最初
‹ 前
1
2
3
4
5
6
7
8
9
次 ›
最後 »
藤を見る高三の日の夕暮れは数式を解く学食の窓
26
五月雨に
躑躅
(
つつじ
)
の揺るる窓外も君に浸りし想ひでのいろ
24
流れ星よ 悲しみ色の西の空 東の空では希望の待てり
22
カラタチの棘に刺されし傷ひとつ きみを失くせる心の真ん中
22
青々しき空の真珠よ アザミ咲く初夏待ちわびて穀雨とならむ
27
縁側で
三
(
み
)
つに髪結ふ母が手の刻まれし皺 幾春越えて
29
日は暮れて留守を守れるオレンジの デスクライトはグラスを透かす
20
白くなく甘くもなくて温かい君との会話に加える砂糖
23
さよならとシロツメクサと旅をするきみを 許せる葉風の
緑
(
あお
)
く
23
夕陽さす昇降口ふと立ち止まり 微かな
足音
(
おと
)
にきみと気づけり
31
早天の薔薇の棘こそ緑濃し朝露浴びていよいよ尖る
30
エンドウ
(
ヤハズエンドウ
)
と寄り添ひ咲ける一輪の オランダアヤメに母を見つけし
29
半夜雨の最後の既読「おやすみ。」が何度も何度も淡く滲んで
26
蓮の白 錦糸に海老の紅はねて友を
寿
(
ことほ
)
ぐ母の膳かな
29
終電に残した想ひを迎へにと素足で翔ける金星の端
19
アネモネの種の息づく夜明けには紫一輪立つ石段の端
28
君といた春そそぐ海ふかみどり 炭酸水と後悔で割る
25
朝仕事 糠まみれ炊く筍よ母の好物今さらに知る
29
通りあめ真白きシャツはシャボンの香 きみを抱きしむ夏の匂ひと
21
紫を朝日に染むるアネモネよ 石段の
端
(
は
)
に凛として立つ
23
君の居ぬ右側慣れぬ夕暮れにオレンジ染まる影のひと筋
24
アネモネに「儚き恋」の花言葉 紅雨のしずく花弁ゆらす
28
笑み揺れてオレンジに染むチューリップ上る観覧車 向かい合わせに
24
風光る横断歩道をタンポポら揺るランドセル上げる手揃え
25
石鹸の匂いと君を抱きしめる 裾を
揺蕩
(
たゆ
)
らす風の優しき
23
縁側に膝を並べし宵の口ビール片手に春のお月見
25
「おやすみ」と夜の静寂に届く音は雫落ちるにかき消されゆく
18
風薫る薔薇の棘まで緑濃しふんはり咲きて紅色に染む
25
水温み駆け足でゆく白き砂ちいさき手から鼓動の伝はる/妹との思い出
21
霧雨の花はしとりと散りゆきて繋ぐ手解く「さよなら」もなく
26
« 最初
‹ 前
1
2
3
4
5
6
7
8
9
次 ›
最後 »