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美月みん
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初心者です。
短歌に出逢い、言葉を紡ぐことがとても楽しく美しいことだと知りました。
私にとって歌を詠むことは「心の浄化」です。
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オレンジに背を染められし 縁側で編む手を止めて微睡む午後よ
18
父の歳追ひこす春の来むとする 遺せる文字の飛龍のごとき
23
カップへと琥珀の滴る音さへも 君待つ時を満たしてゆかむ
19
満ちる月 炬燵に入りて 羊かんを 栗の寄りしぞ君へと分けむ
23
「オレンジのスノームーンよ」出窓から夏目漱石的に伝えむ
15
若草の泉に寄り添ひ陽に向かひ 雲雀と歌ひ風とそよげる
17
内なるや鬼にも五分の魂よ 熱を知るほど生きむとせむか
19
碧色のコップの欠片よ 夜を更かし 血に染まる指じっと眺むる
16
ブラックの苦味覚へし冬の来る 片方だけの揃ひのカップと
20
痛みさへ消えゆかむかな 微かなる 蜜の香りか君の刺しあと
17
遠ざかる特急見送るポケットで入場券はチクリと刺さる
22
母の背を追ひ越し時ぞ誓ひけり 嵐の日こそ傘をさすらめ
23
濯ぎてむ 雪に埋もる言霊を 夜明け前こそ君に捧げむ
18
天の泣く そのひと粒を堕天使の 指震わせて掬わむとする
19
水曜の美術館前 横顔よ 佇む君の頬にひとひら
18
結晶を 君が灯さむ彼の町へ ダッフルコートの肩に降り積ませ
18
贈られし小五の春より時刻み革のベルトが大人めきたり
18
湯気の立つ釜揚げ蕎麦を運び来る茶髪の彼の白き指先
28
爆ぜる音 重なりゆくは我が鼓動 君から逸らむ蒼き花火は
17
朝の陽に蓮を咲かせる泥水の熱おび深く命そそげり
22
一光よ 病室に刺す朝の陽の プリズム色がドア染め抜ける
23
窓に差す陽を握る手の小さきを 光は溢れて我に開けり
22
頬染める君に捧げよ 雪溶けに溜まる水こそ『虹』の光らむ
18
彼の前で肩先震はす君からの 「二月の義理」の黒より苦し
16
彼年の屋台の灯りに導かれ 金魚片手に繋ぐ父の手
21
大阪でGoogleマップついに閉じ おばちゃん指す指冬の陽は濃し
15
ほろ酔いに茶葉ほどけゆく数分の 『リンダリンダ』全力で聴く
15
晦日の夜 踵の減った父の靴 磨きあげたし 除夜の鐘聞く
18
窓に差す陽を握る手の小さきを 光は溢れて我に開けり
17
雪を踏みキュッキュと鳴らし翔ける君 その背の白き羽を震わせ
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