Utakata
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美月みん
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短歌に出逢い、言葉を紡ぐことがとても楽しく美しいことだと知りました。
私にとって歌を詠むことは「心の浄化」です。
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二時の列「クジラ」のあとの「ラーメン」で決着つきて煮干しも薫る/しりとりで並ぶ
14
春の果て 城の桜を縁どりにシャッターを押す君の指先
20
花冷えに夕焼け染まるロッカーの名札剥ぎとり卒業とせむ
30
鉄錆を研ぎ澄ませれば三日月の芯より清き真(まこと)極めり
20
渡されしロールサンドの誇らしく赤きリボンを春空に解く
25
みどり濃し湯に泳ぎきる菜の花よ熱燗酌みて早春を知る
21
温室に滴る苺の甘さほど想う気持ちは夏を待てずに
27
約束の印をなぞる 日曜も赤き手帳に文字は踊らず
24
春浅き君住む街にほおき星 欠片を追ひて永遠の歌詠まむ
25
春祝ふ君に分かちしヒレカツの熱伝はりて頬も桃色
22
有明の夢とぞ憶えし逢瀬なら月満つるまで夜桜に泣く
20
ふんわりとロールサンドは春包み赤きリボンを誇らしく解く
23
街の灯に振り向かぬ君よ歩を早め沈丁花の香とゆく春を聴く
14
春浅き傘交う窓の縁なぞり雨垂れるまま君を待ちおり
19
スカートのゆらぎを気づかれないようにそっと心の窓を閉じてる
23
宵闇に散り際を急く花ふらし ゆく春惜しみ並ぶ歩早む
18
春ゆくをまわり道せむ 手を繋ぎ月の蒼きに追ひかけられたし
20
水曜の美術館前バス停で春めく君の頬にひとひら
22
レモネードひと息飲み干す 早春の微睡み覚めし夢こそ清く
18
春巡るバス待つ子らの青き列 畳みし羽根におにぎり忍ばせ
22
如月の名残りのがんも半分こ おでん仕舞いは春の合図と
31
いく粒かコーンの甘み染みゆかむ 主なくしたカップ温め
21
暮れなずむ駅の階段 手すりには傷の数だけ笑顔、泣き顔
24
春めきて微睡む縁側 そよ風に清き鈴の音 季節を忘れ
22
陸橋に揺れるスカート西陽差し冬の終わりは風の音に知る
26
針を止め欠伸のひとつ伸びをして夜の明けたるにひとりと思ふ
24
深夜二時肩を落として灯を求む 冷蔵庫より小さき「おかえり」
19
春冷えに白く膨らむ花たちを束ねて行かむ清き風待ち
21
氷雨ゆき軒の下こそ暖めつ 虹の青いろ冴へ冴へと見ゆ
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羊羹の栗大き方きみに遣りふと手の触れし春炬燵かな
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