口々に父の思い出母の味家族にもどるふるさとの夜
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止まらずに まわり続ける 暴れ駒 張り手一発 作法はそこから
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寒夜にて心許こころもとなき水流のシャワーに打たれ今日も生きてる
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有るはずの小豆が無くて小豆茶の煎った小豆で煮る小豆粥
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寒空に 甘みを蓄へ春ほ待つ ほうれん草は深き緑に 
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眼をつむりそろえた両手に乗せられた金平糖嬉し幼稚園の日
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冬枯れに烏の一羽柿つつき赤き実落つる哀しき青空
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「田辺っち!!」と教卓から高い声 うら勇ましき女グループよ
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俺以外 さんくん付けて 呼ぶキミに なぜと聞くのは 野暮というもの
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スピーチで 緊張解こうと 咳払い 返って注目 浴びて緊張
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割切れぬ無象を残し末期の眼虚空の底に何をか映す
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僕と、今これを読んでるあなたとのカップリングのSS書きました
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クラウド 情報資本 キャラのこと プカプカしてる 白色のやつ
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Fの棚776にあるはずの文学はもはや僕用ではなくて
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ブリティッシュサンドウィッチに挟まれて滴る水とみどりのスピン
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天災も原発事故も戦争も来るなと思う生きてる間/不穏
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僕をうつ止めどなく降る雨の粒うち溶ける日を待ち侘びている
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木琴が空を飛んだらどうだろう …寝てた?僕が話しているのに?
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仕舞い込み 蓋で封じた 慟哭を 錆びたナイフが 引っ掻いてくる
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全米がわたしを褒めてくれるかもポテトサラダが美味しくできて
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ちゃんとしたバレンタインの再燃を燃え上がらずも考えても良い
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許しとは私のなかのピストルをそっと野原に置いてくること
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路地裏で雨に流され消えていくあの子が描いたなが〜〜〜い線路
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間違えてばかりの地図をひらいてる私に「赦し」の雨が降る夜
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運河って書けば少しはきれいかな涙もいつかは海へゆくから
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駅伝を炬燵で観賞年明けは いつも甘えていたんだなぁ
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団体に寄付したぬいよ、さようなら かわいい天使にもらわれてよね
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三冊の図書を借り出しお年玉ちいさき包みを両手に受ける
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ベットにのぼり 空気に言葉を落とすこと それはわたしの生きている証
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七草をパックで買ってレトルトのお粥に混ぜる時短の祈り
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